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「お迎え当初は大変なことが多かった」元保護犬→1年経ち飼い主の帰宅を笑顔で迎える姿にグッとくる

飼い主さん:
「『ただいま、虎次郎』と声をかけると、しっぽを振って、笑顔で出迎えてくれました」

飼い主さん:
「めちゃくちゃかわいくて仕方ないです。『どこ行ってきたの?さみしかったよ~』といわれているようで、切なくもあり、嬉しくもあります。嬉しいほうが大きいですが。クンクンされたあとは、顔を私の足の間に入れて落ち着くので、そのときに背中などをなでています 」

2頭の先代犬とは違う反応にキュン

飼い主さん:
「先々代のビーちゃんは、とくに出迎えはなく一瞬しっぽを振って終わりでした。
先代のケイくんは病気で看取ったため、家族にお迎えして3カ月しか一緒に過ごせませんでしたが、病気が発覚する前もとくにお出迎えはなく、寝ていました」

保護犬だった虎次郎くんとの出会い

飼い主さん:
「先々代のビーちゃんを亡くしてから7年経ち、自宅の建て替えも終わったので、主人と『そろそろ犬を飼いたいね』と話していました。お迎えするなら保護犬にしようと決めていたので、動物愛護センターへ見学に行きました。
面談のときは先代犬のケイくんと虎次郎の2頭と触れ合いました。ケイくんは人見知りで、逆に虎次郎はこちらが戸惑うほど積極的に寄ってきました。そのときは、悩みに悩んでケイくんをお迎えしたのです」

飼い主さん:
「ケイくんの報告もかねて動物愛護センターを再び訪れました。その際に、『よかったら面談しませんか?』と声をかけられ、虎次郎と再度面談をしたのです。
『ケイくんを亡くしてからまだ早いんじゃないか』という思いもありましたが、虎次郎は動物愛護センターにきてから約2年、ずっと家族を待っていると聞き切なくもあり、『ご縁があるならば』とお迎えした次第です」
虎次郎くんに起きた1年の変化

飼い主さん:
「お迎えした当時は、なかなか手のかかる状況でした。
要求吠えが多く、散歩中は引っ張りがあって思うように歩けないですし、ほかの犬などに遭遇すると飛びついてきて腕に本気噛みをしてきました。また、散歩後に足を拭くときも噛みついてきて、譲渡の際につけていただいたハーネスも外せないし、つけられない。かっぱも着せられない。当時は『大変なコをお迎えしたのかもしれない』と思うほどでした」

飼い主さん:
「トレーナーさんの指導が始まると、散歩中の引っ張りがかなり改善されました。今でも多少の引っ張りはありますが、制御できるレベルです。ハーネスの取り外しや、かっぱの脱ぎ着も嫌がらずにできるようになり、足拭きも今は嫌がらずに拭かせてくれるようになりました。
自分たちも大変でしたが、虎次郎の甘えん坊なところがかわいくて。それに、何より虎次郎がすごく頑張ってくれたのだと思っています。日々成長する姿を見られるのはとても嬉しいです」

虎次郎くんは大切な家族

飼い主さん:
「大切な家族です。虎次郎を幸せにしたいという気持ちでお迎えしましたが、むしろ自分たちのほうが虎次郎に幸せにしてもらっていると実感しています」
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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