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野犬生まれの怖がりだった元保護犬子犬が今では「家族と一緒のおでかけが大好き」に!家族との信頼関係に感動

この写真は夕ご飯のあとにひと眠りしているアキくんの姿です。アキくんの寝姿には特徴があるようで、後ろ足を前足で抱えるようにして寝るのだそうです。
そんなアキくんは、元保護犬です。生後8カ月頃、飼い主さんのおうちにお迎えされました。
先代の愛犬を亡くして半年ほど経った飼い主さんが、保護団体のサイトで目に留めたというアキくん。気持ちの整理はまだでしたが、アキくんがどうしても気になったという飼い主さんは「お迎えするなら早い方がいい」と思い直し、家族に相談をしたそうです。
また、預かり先でアキくんが愛情を注がれる様子を見たことが、アキくんをお迎えする何よりの決め手になったのだといいます。
アキくんをお迎えしてからの暮らし

飼い主さん:
「保護ママさんがトレーニングを積んでいてくれていたのでそんなに苦労はなかったのですが、環境が変わると難しい部分もありました」
大きな音や声、車など動く人工物のほか、のぼり旗も苦手で、6才になった今でも家族以外の他人や、シャッターの前を歩くことは苦手なままだそうです。
それでも克服できたものもあり、なかでも車が大好きになってくれたことが、一番嬉しい変化だと飼い主さんは言います。
飼い主さん:
「初めはおもらしをしてしまうほど嫌いでしたが、毎日数キロの距離を走ることから始め、今では車でのお出かけが大好きに!長時間のドライブもへっちゃらです」

飼い主さん:
「怖い対象があっても、私たち(飼い主)といれば大丈夫。と思ってくれているのがひしひしと伝わってくるんです。おかげで、怖がりつつも、いろんなところへのお出かけができるようになりました」
アキくんはどんなコ?

飼い主さん:
「私たちにしか見せない魅力はのんびり屋、優しい、陽気、さみしがり、ひょうきん…いろんな顔を持っています。
誰にでも友好的にふるまえるコではないですが、そこが私たちにとってはたまらなく魅力的です」

「1頭よりも楽しく過ごせる」という飼い主さんの思いから、アキくんをお迎えした2年後に家族にお迎えしたふゆちゃんも、元保護犬です。
ふゆちゃんは元野犬で怖がりではありながらも、気の強い一面もあるようで、「ふゆとアキが仲良くなるまではなかなか大変なこともあり、かなり介入してお互いを取り持ちました(笑)」と飼い主さんは振り返ります。今ではお互いよい関係を築いているそうです。
「みんなが幸せでいられるように」

最後に、そんなアキくんは飼い主さんにとってどのような存在なのかを聞いてみました。
飼い主さん:
「私たちには子どもがいないので、うちにいるコたちみんな自分の“子ども”のように思っています。ただ犬や猫であることは忘れずに擬人化することはしないように気を付けています。
これからの暮らしも、今までと変わらず犬と猫と人。という関係を保って、みんなが幸せでいられるようにしたいです」
写真提供・取材協力/@hiropon3309さん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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