犬が好き
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野犬から生まれ保護された“警戒心の強い子犬”をお迎え→飼い主や犬友の支えで少しずつ成長する様子に胸が熱くなる

飼い主さん:
「里親募集のページで志を発見しました。お迎えする何年も前から『志(さね)』という名前を考えていて、写真を見たときに『このコは志だ!』と直感し、次の日に会いに行ってお迎えが決まりました」
お迎えしてからの志くんの様子

飼い主さん:
「志は野犬から生まれたそうです。きょうだい犬とともに保護され、その後しばらくはミルクボランティアさんに育てられたのですが、野犬の遺伝子が根強いのか、人や人の出す生活音をものすごく怖がりました。
そのため、うちに来てからは『怖くないよ~大丈夫だよ、志はできるよ!』という声掛けを続け、少しずつですが、できることも増えてきました」
散歩は「一番大変」だった

「なかでも大変だったのは散歩です。最初は一歩も進めず、徒歩10分の公園に行けるようになるまでは、3カ月ほどかかりました。ただ、散歩は未だに怖がってしまうことがあり、進めない日はたくさんあります。
でも、志が散歩で進めないでいると、近所の犬友さんが一緒に歩いてくれるんです。散歩から帰ってきている犬友さんのなかには、もう一度一緒に公園に行ってくれる人もいます。本当にありがたいですし、みなさんの優しさにうれしくなります。
今では志から甘えにいく犬友さんもいるんですよ」
最近の志くんの様子

飼い主さん:
「私にはべったりで、毎晩ぴったりくっついて一緒に寝ています。まだ子犬なのに、“弟犬”でチワワの金太郎(取材時生後4カ月)のことをとってもかわいがっていて、金太郎も志のことが大大大好きなんです」
楽しい経験をたくさん与えてあげたい

飼い主さん:
「志が保護された場所には、まだたくさんの野犬がおり毎月のように子犬が保護されています。こうした現状を知り、犬を飼うことの責任についてよく考え、意識を変えることが大切だと思っています」
取材・文/長谷部サチ
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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