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人が苦手で“難しい性格”だった生後4カ月の保護子犬 9年を経て“家族の心の拠り所”に

「このコと家族になりたい」——そんな運命の出会いは、思いがけない瞬間に訪れました。
お迎え当時のシベちゃん
お迎え当時、生後推定4カ月のシベちゃん。
@koyuaaa
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@koyuaaaさんの愛犬・シベちゃん(取材時9才/オス)。保護犬だったシベちゃんは、生後推定4カ月のころに飼い主さん家族の家にやってきました。

出会いの経緯について、飼い主さんは次のように話します。
飼い主さん:
「大学の学園祭に行ったとき、保護犬のブースがあったんです。そこに、すごく可愛くてきれいな子犬が1頭だけいて……それがシベです。

シベは子犬なのに、人に触られるのも抱っこされるのも嫌そうにしていました。係の方から『このコはちょっと難しい性格で……』と説明されましたが、逆にその慎重さが愛おしくて、興味を引かれました。

そして、『このコを家族に迎えよう』と決意したんです」
お迎え2日目のシベちゃん
お迎え2日目のシベちゃん。
@koyuaaa
こうして、シベちゃんは飼い主さん家族の一員となりました。

昔から慎重派のシベちゃん 9才になった今は“猫のように静かな犬”に

7才のころに撮影したシベちゃん
7才のころに撮影したシベちゃん。
@koyuaaa
それから月日は流れ、シベちゃんは9才に。極度に慎重で怖がりな性格で、4才の冬になってやっと家の階段を登れるようになったのだとか。

また、「家族と獣医師以外には9年間、一度も触られたことがありません」と飼い主さん。人が急に近づくとパニックを起こしてしまうため、散歩は夜遅めの時間や、人の少ない場所を選んで行っているそうです。
キリッとポーズをキメるシベちゃん
家族で温泉に行ったときの一枚。
@koyuaaa
そんなシベちゃんですが、パニックを起こしていないときは「猫ちゃんみたいに静かな犬」なのだそう。また、家族にだけはすべてにおいて気を許している様子でもあるのだとか。
まったりするシベちゃん
まったりするシベちゃん。
@koyuaaa
飼い主さんはシベちゃんが安心して過ごせるように、心がけていることがあるそうです。
飼い主さん:
「シベは一度決めたルーティンを守らないと気分が悪いようで、ウロウロしてしまいます。たとえば、散歩から帰ったあとの“おやつ→水→歯磨きガム”といったルーティンも、順番が違うと落ち着かないようです。ゴハンの時間が数分遅れるだけで、吐いてしまうこともあります。

なので、シベがルーティンどおりに一日を過ごせるように日々心がけています」

シニア期を迎えているシベちゃんへの思い

散歩をするシベちゃん
最近のシベちゃん。
@koyuaaa
一緒に暮らすなかで大変なこともあるけれど、それ以上にシベちゃんと暮らせる喜びを感じている飼い主さん。シベちゃんとの出会いを振り返り、今の思いをこう話していました。
飼い主さん:
「9月にシベの抜歯の手術をした際に、『シベももうシニア犬なんだな……』と実感してとても寂しく感じました。でも、全身の健康診断はオールAで“健康犬”だったので、『まだまだシベとルーティンを守って一緒に生きていける!』と、とても嬉しくもありました。

子どもたちの反抗期や受験期も、シベはずっとそばで見守ってくれていました。娘も息子も成人して独立した今、『シベは私たちの心の拠り所だったなぁ』と強く実感しています」
写真提供・取材協力/@koyuaaaさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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