犬が好き
UP DATE
人が苦手で“難しい性格”だった生後4カ月の保護子犬 9年を経て“家族の心の拠り所”に
出会いの経緯について、飼い主さんは次のように話します。
「大学の学園祭に行ったとき、保護犬のブースがあったんです。そこに、すごく可愛くてきれいな子犬が1頭だけいて……それがシベです。
シベは子犬なのに、人に触られるのも抱っこされるのも嫌そうにしていました。係の方から『このコはちょっと難しい性格で……』と説明されましたが、逆にその慎重さが愛おしくて、興味を引かれました。
そして、『このコを家族に迎えよう』と決意したんです」
昔から慎重派のシベちゃん 9才になった今は“猫のように静かな犬”に
また、「家族と獣医師以外には9年間、一度も触られたことがありません」と飼い主さん。人が急に近づくとパニックを起こしてしまうため、散歩は夜遅めの時間や、人の少ない場所を選んで行っているそうです。
「シベは一度決めたルーティンを守らないと気分が悪いようで、ウロウロしてしまいます。たとえば、散歩から帰ったあとの“おやつ→水→歯磨きガム”といったルーティンも、順番が違うと落ち着かないようです。ゴハンの時間が数分遅れるだけで、吐いてしまうこともあります。
なので、シベがルーティンどおりに一日を過ごせるように日々心がけています」
シニア期を迎えているシベちゃんへの思い
「9月にシベの抜歯の手術をした際に、『シベももうシニア犬なんだな……』と実感してとても寂しく感じました。でも、全身の健康診断はオールAで“健康犬”だったので、『まだまだシベとルーティンを守って一緒に生きていける!』と、とても嬉しくもありました。
子どもたちの反抗期や受験期も、シベはずっとそばで見守ってくれていました。娘も息子も成人して独立した今、『シベは私たちの心の拠り所だったなぁ』と強く実感しています」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE