病院の待合室でたまに顔を合わせる「定年後にわんこと日本全国を旅している富裕層の60代のご夫婦」とお話していたときに、「今年はあんまり雪遊びさせてあげられなくて残念でした」と言うと、「飛騨高山なら今の時期も雪が積もるかもしれないよ」と、教えてくださいました。でもなぁ、さすがに4月に降らないだろうし。あ、でも、わんわんパラダイス(犬連れ専用ホテル)に一度泊まってみたいわ、と言うことで予約をしたのは一ヶ月前のこと。
そして、当日。(新しい元号”礼和”が発表された日です)
わんわんパラダイスのスタッフさんが「この時期にこんなに雪が積もるなんて珍しいですよ」と、おっしゃるぐらいの大雪。マロたんやっぱり持ってる。
飼い主は、予想以上の積雪にハンドルを握る手に思いっきり力が入りました。まだスタッドレスタイヤ履き替えてなくて本当に良かったです。ですが、ブーツを持っていくのを忘れて靴ビシャビシャ。(スノーブーツやベンチコートなどを無料で借りられます)
はじめましてのわんこと上手に遊べるかわからないので、誰もいないことを確認してからドッグランへ行きました。広い雪のドッグランをひとりじめできるなんて最高すぎ。
まずは、歩いて匂いを確かめているマロたんです。
そして、すぐに楽しそうな顔になりました。ものすごく寒い日でしたが、思いっきり走れば寒くないだろうと服は着せませんでした。冬毛特盛ですし。
それにしても、こんな楽しそうな顔を久しぶりに見た気がします。気温が低い分、雪がサラサラで気持ちいいのかな。
「ブラジルのひと、きこえますか」
通りがかったスタッフさんに「宝物探しているの?見つかった?」と声をかけられても、ひたすら雪に顔を突っ込んでいたマロたんですが、宝物は見つからなかったようです。
それからは、縦横無尽にドッグランを走り回り、わたしのもとへと駆け寄って来て、わたしの顔を見上げて「たのしいです!」と報告し、また走り出すマロたんです。全力で楽しんでいるのが伝わって来て、わたしもうれしくなっちゃいました。
丸っこいのが飛んでいる(笑)
こんなに喜んでくれるなら連れてきた甲斐があります。ホテルに近付くにつれ、どんどん雪深くなり、雪道の運転に自信がない飼い主は「なんでこんな日に来ちゃったんだろう…」と思っていましたが、そんなの全部吹っ飛びました。
わたしのしょぼい腕とヘボカメラでは、こんな写真を撮るのが限界ですが、今回はプロのカメラマンさんに撮影していただいた最高すぎるショットがあるのです。その写真は、また今度。
部屋に戻るなり、こてんと眠ってしまったマロたんです。こんなに走ったのは久しぶりだったので、相当疲れたのだと思います。
そして、どこでも落ち着いていられるマロたんすごい、とこの時点までは思っていたのですが、この後ごはんを食べなくなったり、部屋の中をうろうろしたりと、少し様子が違ったマロたんなのでした。
詳細は次回。