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いつまでもお気に入りのぬいぐるみがある|連載「ここ掘れここ柴」vol.24

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今週の「柴犬のここが好き」

いつの間にか、
お気に入りのぬいぐるみよりも
大きくなってるとこ。

こんなに大きくなったよ
でも、やっぱりお気に入りなんだ。

子犬の頃に初めて遊んだぬいぐるみ。
あの時は同じくらいの大きさだったのに、あっという間に抜かしてしまいます。
でも大きくなっても、いつまでもお気に入りはお気に入りのままで大事そうにはむはむしていたりします。
他のおもちゃもいいんだけれど、これだけは「特別」というおもちゃがあったりしますよね。
そのぬいぐるみに対して、お母さんおおっぱいを吸うような仕草をしていることも。
何か思い出すのかな。
ちゃんと「記憶」しているんですよね。
大切なこと、嬉しかったこと、楽しかったこと、きっと悲しかったことも。
それぞれのおもちゃにその「記憶」があって、中でもこれは特別なんだって思っているのでしょう。
大きくなってもいつまでも赤ちゃんだった時みたいに遊んでいいからね。

出産経験のあるこよみが子犬と出会ったときのこと

ここ掘れここ柴

今の家族の柴犬・こよみは、引き取る前に、出産経験があります。1度ではなく、少なくとも2度。

こよみはお散歩で他のワンコに出会ったり、ドッグランで他のワンコが挨拶に来てくれても
なかなかうまく挨拶ができません。
気づかないふりをして素通りしようとしたり、「うー」と言ってしまったり、「ワッ」と声を出してしまったり。
でも、ちょっと遊びたいなっていう時には前足を開いて頭を低くして、お尻を上げてフリフリしながら「ワンっ!!」。
こよみなりには遊びに誘っているのだと思うのですが、声も動きも大きなこよみ。
なかなか真意が伝わらないようです。
こよみが他のワンコと仲良くなることはないのかもしれないな…と思ったりしていました。

そんなとき、実家の近くで四国犬が出産したとのニュースが。
可愛い子犬たちが4頭!早速、こよみと一緒に会いに行きました。
(さすがのこよみも子犬には威嚇しないよね。でも、もし噛み付いたりしたらどうしよう…)

子犬たちが短い足でヨチヨチこちらに向かって歩いてきます。
子犬が近寄ってくればくるほど逃げ腰になるこよみ。
(どう相手していいのかわからないのかな。いつもとあまり変わらないかも)

私と母が子犬を抱っこさせてもらうと、それを下からじっと見つめます。
飼い主さんに子犬をお返しし、子犬のお尻が見えた瞬間!
急に立ち上がるこよみ。

クンクンクンクンクン!!!!

こんな必死なこよみ見たことない!と思うほど真剣な表情。匂いを嗅いで何か思い出したのかもしれません。
我が強くてわがままっ子なこよみ、ちゃんとお母さんしてたのかなあ…なんて思うことがあったのですが、この日のこよみには母性を感じました。
きっと子犬のお尻を舐めて排便を促してやったり、おしっこした後には舐めてきれいにしてあげたりしていたのでしょう。
こよみの子供たちが元気に幸せに暮らしていたらいいな、そう願ってやみません。

大人の犬付き合いは苦手なこよみでも、子犬に対する優しさや母性はある。
自然なことなのでしょうが、なんだかとても嬉しかったのです。

私たちはこよみの子犬の頃を知りません。
こよみが子育てを頑張っていた時も知りません。こよみが前のご主人とお別れをした日のことも。
こよみが見せてくれている表情は、こよみのほんの一面に過ぎないのでしょう。

もっともっとこよみのことが知りたい。
いろんな表情が見たい。
そんな思いが強くなった出来事でした。

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