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犬にもあくびがうつる?犬と人のシンクロが科学的に証明された!

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犬との生活には「些細なことだけどもしかして特別…?」といったことが、多々あります。例えば犬は目で訴えるとか、指をさした方へ向かうとか。

「犬との共生」で起こるさまざまなことが、この度研究結果のもと証明されました。
その発表の場、「ペットとの共生推進協議会」に、5歳の娘とミックス犬と暮らすエッセイストの藤田あみいが参戦! 見聞きした内容を一部ご紹介します。

…「ペットとの共生推進協議会」とは…
“ペットとの共生推進協議会”は2019年11月、東京大学弥生講堂にて開催されたシンポジウム。今回で8回目。「ヒトとイヌの関係とその効果」をテーマとし、人と犬との共生に関する講演をはじめ、各分野の専門家たちが「人と動物の関係学」の文献等を踏まえてパネルディスカッションを実施。今回は獣医師さんだけではなく “人のお医者さん”も登壇しました。

幼児並みの高度なコミュニケーション能力を有する生き物は“犬だけ”

写真は獣医学博士・菊水健史先生の「ヒトとイヌの共生」について講義の様子。
先生いわく、「指をさされた方向を見るという行為、人ではごく当たり前の行動ですが、これができるのは、実は人と犬だけ」なのだそう。

人は1歳〜1歳半ごろの幼児が親の視線を追う「共同注視」、欲しいものを指差す「要求の指差し」、自分の見て欲しいものを指差し視線を親の方に向ける「共感の指差し」などのコミュニケーションを得て、言語を発するようになります。
先生によれば、実は犬もこの「指差し」という高度なコミュニケーションを理解しているとのことなのです。
実験内容はこうです。
2つのお皿におやつをいれ、「マテ」の姿勢から、食べて良い方のお皿を指差し、「ヨシ」と言うと、犬は指差したほうのお皿に向かっていきます。
人だけだと思われていた「指さし」の理解が、実験の結果、なんと8〜9割の犬が明答。

また犬は「指さし」以外にも「視線」を使ったコミュニケーションができることが判明しました。
犬が困ったことや要求があると人の目を見て助けを求めるという様子。これは高度な知能を持つチンパンジーですらしない「要求の視線」というものです。犬を飼っている人は覚えがある光景ではないでしょうか。

犬はまるで人の幼児のようなコミュニケーション手段を使って、自分の要求を人に伝えようとしていることが証明されています。

この写真は菊水先生の研究所。愛犬がおやつを見ては、先生を見るという、「要求の視線」の様子です。

人のあくびは犬にもうつる!?犬と人は呼吸も同調する

犬は一緒に住む期間が長ければ長いほど、飼い主との同調率が上がるということも証明されました。飼い主が緊張した面持ちでいるのを見ると、飼育されている犬もストレスを受けるという研究です。
この実験の結果から見出されたことは、盲導犬の例。盲導犬は飼い主が「危険だな」とストレスを感じる場所であれば自身もストレスを感じ、事前に停止し、さらに飼い主を別の方向に誘導することが、“特別なトレーニングをしなくとも可能”だというのです。驚きですよね。

さらに、人の呼吸が穏やかになれば犬の呼吸もゆっくりになり、人の呼吸が速くなれば犬の呼吸も早まる、という計測結果も発表されました。人にありがちな「あくびがうつる」という事象は、犬にもおこるのです。

他にも犬が人の体の動きを真似る様子や、音声を模倣する様子なども複数映像で記録されており、いかに人と犬の同調率が高いかということが世界各国で判明しています。

当然と思っていたけど実は特別だった、人と犬との共生でおこるさまざまな出来事。
いっそう愛犬がいとおしくなりますね。これだから犬との生活はやめられません。

撮影/泉山美代子(シンポジウム) 取材・文・写真提供/藤田あみい

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