犬が興奮したときなどにうっかりオシッコをしてしまう「うれション」。実は、うれションしやすい犬には、いくつかの特徴があるのです!
そこで今回は、うれションしやすい犬の特徴についてご紹介。うれションをやめさせるコツについても解説するので、参考にしてみてくださいね。
「子犬」や「小型犬」はうれションをしやすい
子犬
うれションの最大の原因は「興奮」と考えられていますが、子犬は好奇心旺盛で、すぐに興奮しがちです。それに加え、オシッコをためておく「筋膀胱括約筋(ぼうこうかつやくきん)」がまだ成長過程にあり、自分でうまくコントロールできないことから、うれションしやすい傾向に。
小型犬
うれションは服従心をあらわす行為でもあるため、体が小さく、その体格差から服従対象が多い小型犬は、うれションしやすくなることが。
また、大型犬に比べると室内飼いされるケースが多く、その分飼い主さんと過ごす時間が長くなることなども、小型犬がうれションしやすくなることと関係しているのではと考えられています。
うれションしやすい「性格」の犬もいる
ほかにも、以下のような性格の犬は、うれションしやすい傾向にあるといわれています。
依存心が強い
犬は「オシッコをもらすことで相手に服従心をアピールする」という習性を、生まれながらにしてもっています。そのため、飼い主さんに対する依存心や服従する気持ちが強い犬は、その気持ちをアピールするために、うれションしやすくなることが。
精神的に不安定
気が弱いなど、精神的に不安定な部分のある犬は、ストレスや恐怖心からうれションすることがあります。これまで一度もうれションしなかった犬が突然するようになったときは、大きなストレスを感じているおそれもあるので注意してください。
うれションをやめさせたいなら、まずは「興奮」させないこと!
愛犬のうれションをやめさせるには、興奮させないことが大切です。
たとえば、飼い主さんの帰宅時に興奮してうれションしてしまう犬の場合は、落ち着くまでいっさい構わないようにするといいでしょう。難しい対応ではありますが、愛犬が喜んで駆け寄ってきても通り過ぎるなど、無視を徹底するようにしてください。
なお、子犬のうれションの場合は、成長とともにしなくなることが多いので、大目に見てあげても問題ありません。ただし、うれションされたときは大きく反応せず、静かに片づけるのがポイントです。
愛犬にうれションされても叱らないであげて!
愛犬にうれションされると、つい叱りたくなってしまうこともあるかもしれません。しかし、うれションは相手への好意や服従心をあらわすものなので、絶対に叱らないであげましょう。
参考/「いぬのきもち」WEBMAGAZINE『【獣医師監修】犬のうれしょんは直せる?!原因と対処法について解説』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。