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大福による飼い主の健康管理【穴澤賢の犬のはなし】

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このところ、追いつめられている。ある書籍の編集作業を引き受けたが、日々の仕事に追われて手を付けずにいたら、いつの間にか締切が迫っていたからだ。担当者に「そんなタイトなスケジュールでしたっけ?」と聞いたら「そろそろ2カ月経ちますし、最初に伝えましたよ」と言われてしまった。覚えていないし、そんなに放置していたのか。

忙しくても徹夜はしない

そんなわけで、土日もずっと仕事部屋にこもっている。それ以外の業務もあるから、休日返上でやらないと追いつかないのだ。かといって、徹夜はしない。集中力が切れてやった仕事は、結局翌日に半分やりなおすことになるのを経験上知っているからでもあるが、それよりも大福の影響が大きい。

私を呼びにくる大吉

普段、私はだいたい夜19時ころになると仕事を切り上げるが、それ以降もパソコンに向かっていたりすると、ちょくちょく大吉が部屋にやって来て「まだ?」という顔をする。何度も来るので、仕方なく20時過ぎには「分かった分かった」と止める。それから風呂に入ってリビングで夕食を摂る。

そのときはもうオフだから、ビールを飲みながら大福をなでたり、おちょくったりする。彼らもそういう時間が好きらしい。で、満足すると早々に寝室に消える。その後、オシッコをさせて、私も23時頃には寝る。

規則正しい朝の目覚め

翌朝は遅くとも6時半には起きて(真夏はもっと早くなる)、散歩に行く。朝食を食べて、彼らと少し遊んだら、8時すぎから仕事部屋にこもる。自宅で仕事をしていたら、もっと朝ゆっくり寝たり、遅くまで働いたり、なんだったら昼夜逆転してもよさそうなものだが、私の生活サイクルは変わらない。

朝夕の散歩があるから、適度な運動もしている。若いころはよく飲み歩いていたが、留守番させる時間が長くなるからと次第に足が遠のき、神奈川・腰越で暮らすようになってからはほとんど行かなくなった。20代のころの自分と比べると、信じられないくらい規則正しく、健康的になっている。

健康の秘訣は大福

年齢的なこともあるが、間違いなく彼らのおかげだろうと思う。知らないうちに大福に健康管理されている。そして、彼らのために自分が健康でなければとも思うようになっている。と、これを書いている今、仕事部屋に大福の姿はない。たぶん寝室で二度寝していると思う。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

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