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犬は人を動かす【穴澤賢の犬のはなし】

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お盆前に山の家に行ったときのこと。朝、散歩に行こうとしていると、道路の方から「穴澤さんですか?」と声をかけられた。驚きつつ「そうですけど」と答えると、「『いぬのきもちWEB MAGAZINE』の連載を読んで、私たちも山の家を手に入れたんです」というので、さらに驚いた。

この連載がきっかけで、山の家を購入

大福を連れて近づいて行くと、そのご夫婦は2頭の大型犬を連れていた。なんでも以前からこの連載を読んでくれているうちに山の家が欲しくなり、物件紹介をしている友枝さんに連絡して下見をして、今年の5月に中古物件を買ったんだそうだ。なんとまぁ。

ちなみに、同じ理由で山の家を買ったご夫婦がもう1組いる。その人もカールくんという大型犬と暮らしていて2軒隣なので、いないときでもうちのドッグランは好きに使ってくださいという仲になっている。だからこれで2組目だ。

愛犬のためのアクション

でもそれは私の影響力ではなく、犬の力だと思う。なぜなら、犬たちは山に来ると本当に目を輝かせてうれしそうにするからだ。実際、ご近所さんのカールくんは暑がりで、都内の自宅にいるときはエアコンをかけていてもずっとハァハァしているけど、山に来ると快適そうにしているから、週末が待ち遠しくなったと話していた。

この前招いた平田家も、私たちは用事があって先に帰ったのだが、その後14日まで滞在したらしく、最後までモグちゃんは「まだ帰りたくない」という顔をしていたという。きっと、中古物件を買ったご夫婦も、決断したのは犬たちが理由だったのではないだろうか。

犬がいるから変わった

私だってそうだ。昔からインドア派でアウトドアには一切興味がなかったが、富士丸と暮らしたのがきっかけで山や川へ遊びに行くようになり、いつしか山の家に憧れるようになった。今では、草刈りが趣味のようになっている(小雨降る中でもやる)。それは大福のためだし、彼らがいなければ間違いなくこうはなっていなかっただろう。

だから、犬には人の行動を変えたり、動かしたりする力があるんだと思う。きっと犬と暮らす人は頷いているのではないだろうか。そこで、ちょっと山へ下見に行こうと思ったが最後。気が付いたら山の家を探し始めることになると思う(オススメは「丸山の森」)。

近くを通りかかった際は、ぜひ声をかけてくださいね。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。

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