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2021年に目指すことは【穴澤賢の犬のはなし】

先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。

明けましておめでとうございます。2021年もどうぞよろしくお願いします。この数年、年明けには目標をあえて書き、年末に検証するということをしていたが、2020年は惨敗に終わった。
そして2021年は先行きが見えなすぎて、これといって目標が立てられない。旅行という雰囲気でもないし。とはいえ、やりたいことはある。まずは2020年から取り掛かっている山の家の修繕計画だ。
物置状態になっていた2階を使えるようにして、春になれば基礎を補強する。本来なら基礎が先だが、冬の間は地面が凍結してできないのだ。同時に屋根を張り替えてもらう。そして、頑張って働いて、薪ストーブ(もしくは石ストーブ)を設置し、さらに現在床下にある物置を仕事部屋に改築する、と希望を書いたらきりがない。

大福のためにしてあげたいこと

あとは、大福の健康診断を定期的に行い、フィラリア予防薬もきちんと飲ませ、元気に楽しく過ごしてくれればそれでいい。思えばほとんど大福にまつわることだ。彼らがいなければ、山なんて行かないし(アウトドアとスポーツに興味がないから)、山の家も手に入れていないだろう。
東京・初台で暮らしていた頃のように飲み歩くこともなくなったが、それは彼らがいるからだろう。そして今年は50歳になる。別に若くいたいわけではないが、オッサンになったもんだ。きっと誰もが節々でそう感じるときがあるのだろう。
とりあえず、今年は春になればまた草刈りしながら、山の家を修繕したりして、なんとか乗り切りたい。皆さんも、どうか平穏に暮らせますように。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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