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2020年を振り返って【穴澤賢の犬のはなし】

先代犬の「富士丸」と犬との暮らしと別れを経験したライターの穴澤賢が、
数年を経て現在は「大吉」と「福助」(どちらもミックス)との暮らしで
感じた何気ないことを語ります。

2020年も残すところあとわずか。数年前から年始めに目標を宣言したほうが達成する可能性が高いのでは?という説を唱えている。そこで2020の年明けに宣言したことを検証してみたい。

2020年の目標は達成できたか

まず、『1週間くらい大福とのんびり北海道にでも行きたい』と書いているが、結局行けていない。次に雨漏りするボロい山の家を建て替える準備をしたい件については、コロナ禍により、そもそも建て替えるのをきっぱり諦めた。
その代わり、使えない風呂を修理して使えるようにしたり、地元の大工さんと知り合ったので、あちこち修繕してもらうことに方向転換した。それは現在進行中で、大工さんと相談しながら進めている。
建て替える場合、まず今の建物を取り壊すのに200〜300万円かかり、さらに基礎からやり直して建て替えるのに最低でも2,000万円はかかるらしい。それで今よりかなり小さくなる。であれば、取り壊す分で修繕したほうがよくないか?ということになったのだ。幸い地元の人の紹介で、大工さんとも知り合えたし。
補修・修繕といっても新築に比べたら気密性も低いしボロいところは残るが、そのほうが趣があるし、あれこれ考えるのがなんだか楽しい。人間が冬はちょっと寒いくらいで、大福にとっては新築だろうとボロ山小屋だろうと関係ないし。

2020年は本も出した

そうそう、2020年は久々に『犬の笑顔が見たいから(世界文化社)』という本を上梓したが、出てすぐにコロナ禍になったという。
そんなわけで、色々ありつつ、何とかやっています。皆さんも色々あったと思いますが、一年お付き合いくださりありがとうございました。
少し早いけど、よいお年を。



プロフィール
穴澤 賢(あなざわ まさる)
1971年大阪生まれ。2005年、愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる。著書に『ひとりと一匹』(小学館文庫)、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック『Another Side Of Music』(ワーナーミュージック・ジャパン)、愛犬の死から一年後の心境を語った『またね、富士丸。』(世界文化社)、本連載をまとめた『また、犬と暮らして』(世界文化社)などがある。2015年、長年犬と暮らした経験から「DeLoreans」というブランドを立ち上げる。

ブログ「Another Days」
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大吉(2011年8月17日生まれ・オス)
茨城県で放し飼いの白い犬(父)とある家庭の茶色い犬(母)の間に生まれる。飼い主募集サイトを経て穴澤家へ。敬語を話す小学生のように妙に大人びた性格。雷と花火と暴走族が苦手。せっかく海の近くに引っ越したのに、海も砂浜もそんなに好きではないもよう。

福助(2014年1月11日生まれ・オス)
千葉県の施設から保護団体を経て穴澤家へ。捕獲されたときのトラウマから当初は人間を怖がり逃げまどっていたが、約2カ月ほどでただの破壊王へ。ついでにデブになる。運動神経はかなりいいので、家では「動けるデブ」と呼ばれている。
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