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コロナ禍にも配慮した犬の譲渡会、一日の流れは?「ちばわんさん」の活動体験Vol.3【いぬねこボランティア部活動報告】

いぬねこボランティア活動レポート、今回は千葉県で活動されているちばわんさん譲渡会への参加活動記録を3回に渡ってお届けします。

第1回の記事では、ちばわんさんの譲渡会の様子や預かりボランティアさんの参加のきっかけなど、第2回の記事では、預かりボランティア以外の形で参加されている方のお話や、ちばわんさんの運営活動についてご報告しました。
今回は、運営の裏側にあるスタッフの想いを運営の流れとともにご紹介します。

第1回目の記事

第2回目の記事

運営スタッフのお仕事

譲渡会の開催は多数の運営スタッフにより支えられています
来場者からはあまり見えませんが、譲渡会を開催するには多くのスタッフの影の努力がありました。
譲渡会当日の流れはこのようなかたちです。

AM11:00 集合・準備スタート

車6台ほどにしっかり積み込まれた荷物をおろし、会場に運び込みます。

テントやブースに設置するボードは強風に煽られないようハンマーでしっかりと釘をうちこみます。

物販コーナーでは値札シール貼りをしたり、譲渡ブースでは犬たちのアピールポイントが書かれたクリアファイルをセットしたりします。

いぬねこボランティア部の男性スタッフHがハンマーでの釘打ちをお手伝いさせていただきましたが、翌日は筋肉痛に…。

さらに、我々ボランティア部は当日譲渡会会場に直接お伺いしましたが、当日は倉庫から車への荷物の積み入れと、運搬をされているため、朝早くから準備をスタート。

また、夏場はさらに1時間早くから集合して草むしりをするとのこと。まったく日陰がないので炎天下で熱中症の心配もあります。

こういった準備ひとつひとつが、譲渡会には必要となっていました。

設営しているあいだに、続々と入場される保護主さんと保護犬たち。保護主さんたちの間でも、犬たちの話で会話がうまれ、和やかな雰囲気で設営は進んでいきます。
ボランティア活動を通じて、さまざまな出会いがあるようです。

PM12:00 開場

開場前から来場者数組がすでに待機されていました。
事前の登録制ではないため、当日、直接会場に来場し、消毒、検温をすませ、来場が可能とのこと。
混雑時には状況に応じて人数制限などの対応もされていました。
黄色のスカーフが目印の保護犬たち
取材当日はここから3時間、強風&寒空の下、保護犬と保護主さんたちは、来場される一組一組とのコミュニケーションを楽しみながら、新しい家族との出会いを待ちます。

PM15:00 撤収

閉場5分前になったら、来場者の皆様にそろそろ終了のアナウンス。
じっくりと検討されていた方も、このとき駆け込みでアンケートに記入され時間通りにイベントは終了しました。

このあとも、てきぱきと机などがたたまれ、ゴミひとつ残さず、15:40頃には全員会場をあとにしました。
車の運搬をされるスタッフの方は、このあと倉庫に荷物を戻しに行きます。
当日参加させていただき、譲渡会は一日を通して、体力が必要な大仕事だと感じました。
なお、ボランティアのお手伝いは当日の飛び込みはできないため、「お手伝いしたい!」という場合は、事前にちばわんさんにお問い合わせが必要です。

運営スタッフの方々は、終始にこやかに、我々の取材にも応じてくださいました。
それも、「一頭でも多くの犬猫の命を救いたい」という強い想いから来ているのだということが伝わってきました。

お問合せ先:ちばわんさんホームページ

保護活動をするスタッフたちの想い

最後に、運営スタッフの方にこんなお話を伺いました。

「一時的とはいえ、保護をしたコは我がコ同然。
お見合いが成功し、新しい飼い主さんのところにいくときは、娘を嫁に出す親の気持ちです(笑)
新しい飼い主さんからは、その後の成長の様子などをSNSなどで共有いただくことも多く、新しい家族が自分にもでき、広がっていきます。保護活動を続けることは、犬たちのためだけでなく、自分の視野や世界を広げることにつながっています。」

日々、保護活動をされているスタッフの皆様、保護主さん、そして保護犬たち。
「犬たちを保護しているつもりでも、まわりまわって自分のためになっている」とおっしゃるスタッフさんの言葉が印象的でした。

犬たちが幸せな家族生活が送れることを心から願いましたし、いぬねこボランティア部の我々にできることはなんだろうと改めて考えさせられる、そんな貴重な一日となりました。

取材にご協力いただいたワンちゃんたち、保護主さん、ちばわんのスタッフの皆さん、ありがとうございました。
文/いぬねこボランティア部 担当Q

譲渡会参加者/いぬねこボランティア部員 3名
部員H:愛猫ハッチと男の猫道をゆく
部員S:LINEのプロフ写真は行きつけ店の看板猫
部員Q:実家で飼っていた拾い犬の名前はチャト

いぬねこボランティア部の活動報告はこちら

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