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犬の譲渡会ってどんなところ?「ちばわん」さんの活動体験vol.1【いぬねこボランティア部活動報告】
保護犬猫の譲渡活動を行う「ちばわん」さん
気にはなっているけど、機会がなかったり、どんなところかわからずなかなか、、、という方も多いのではないでしょうか。
今回、犬・猫の譲渡活動を行われている「ちばわん」さんにご快諾いただき、いぬねこボランティア部より3名のメンバーが実際の活動のお手伝いをさせていただきました。
その様子を3回にわたってお届けします!
犬の「譲渡活動」とは?
譲渡会とは、保護団体が一時的に保護している動物を、新しい家族として迎えてくれる「里親」希望の方へ譲り渡す場のこと。
千葉県を中心にボランティア活動をされている「ちばわん」さんでは、定期的に千葉県富里市にある動物愛護センターを訪問し、さまざまな理由で飼育できず一時保護されている犬・猫を引き取り、新しい家族を探すための譲渡活動を行っています。
保護犬たちのいろいろな性格
12月20日、日曜日のこの日は、江戸川の河川敷、篠崎緑地にて、総勢16頭の保護犬の譲渡会が行われました。
それぞれ犬たちの性格を聞いてみると、人間が大好きでなでなでされるとうっとりした顔をするコ、おうちでは活発でも外ではビビリで臆病なツンデレさん、と個性豊かな面々で、みんなボランティアさんたちにたっぷり愛情を注がれている点は共通していました。
預かりボランティアさんの保護活動のきっかけ
預かりボランティアをされている方々にお話をお伺いしました。
保護活動のきっかけは?
―ー映画「犬と名前をつける日」を見て、保護活動に興味を持ちました。
―ー犬を飼いたい、とずっと思っていたところ、コロナ環境下で在宅時間が増え、散歩や一緒にいる時間を取れるようになりました
と、保護活動に参加されるきっかけは、みなさんそれぞれのようです。
活動を始めて14年というベテラン保護主さんのお話によると、
「活動当初は、センターにいるコは殺処分されるもの、といった固定観念がありました。しかし、近年は保護活動が浸透してきて、一時センターに保護されたコでも、お見合いをして新しい家族を見つける、といういい循環ができています。」
とのこと。
愛護センターに保護されている犬の頭数も、減少しているそうです。
「ちばわん」さんでは、千葉県富里市の動物愛護センターに、なんと週に1回の頻度で訪問をし、保護された犬猫たちを一時引き取れるよう、預かりボランティアさんたちに情報を発信しています。
そして預かりボランティアさんが見つかるとその方が自宅で犬や猫を飼養し、それぞれがインスタグラムや譲渡会などでさらに情報発信を行うことで、新しい家族探しを行っています。
預かりボランティアさんたちが最も苦労するのはこの情報発信であり、仕事の合間などをぬってこまめにかわいい写真を更新するなどされているそうです。
保護犬たちのさまざまなバックグラウンド
このようなさまざまな背景をもつ犬たち、必ずしも、譲渡活動が1度で成功するとも限らないとのこと。中には、2年以上、飼い主さんが見つからず、根気よく続けているボランティアさんもいました。
「活動当初は、早く終生飼養をしてくれる飼い主さんを見つけてあげなければ、という使命感で、焦ってお見合いをしたこともありました。でも、そうした場合にはトラブルが起こり、また自分のところへ戻ってきたことがありました。その経験から、保護活動で大切なことは、まずは保護しているコたちに愛情を注ぎ、そのコのペースや性格にあわせて、人間側がどっしりとかまえ、焦らないこと、と感じました。今は何年かかっても、きっといい飼い主さんが見つかるよ、という気持ちで見守り、我がコのようにかわいがって毎日過ごしています。」
とボランティアさんは語ります。
新しい家族探しは、スタッフを含むボランティアさんたちのこうした地道な努力に支えられているのですね。
次回は当日の譲渡会の様子をお届けします!
譲渡会参加者/いぬねこボランティア部員 3名
部員H:愛猫ハッチと男の猫道をゆく
部員S:LINEのプロフ写真は行きつけ店の看板猫
部員Q:実家で飼っていた拾い犬の名前はチャト
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