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野犬の子犬と家族になって2年が経過→塩対応なコが見せる「ギャップ」にメロメロ
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、いのちゃんとの出会いのエピソードや成長の様子について、飼い主さんにお話を伺いました。
譲渡会で「このコだ」と思った、いのちゃんとの出会い
「犬を迎えようと思ったきっかけは、借家から一軒家に引っ越したことです。元々、私が2歳の頃からずっと犬と一緒に生活していたこともあり、夫と結婚して実家から離れ、犬のいない生活に寂しさを覚え始めていました。引っ越して犬を飼える環境になったことで、犬を家族に迎えたい気持ちが抑えられなくなってしまったんです」
「本当はその日に決めるつもりはなかったのですが、即決でトライアルを決めて帰りました。正月休みだったこともあり、帰り道に初詣に行って大きな亥年の絵馬を見て、名前は亥年に出会った『いの』になりました。
その約1週間後に、いのが我が家にトライアルでやってきて、そのまま家族になりました。それからずっとメロメロです!」
臆病だけれど、とても賢い一面があるいのちゃん
「いのは男性が少し苦手だったのですが、我が家に来てから夫にも少し慣れてきていました。そんなある日、夫が遊びのつもりで唐突に変な動きをしたらものすごくビビってしまって、それからは『こいつは急に変な動きをする奴』と認識されてしまったのか、今もずっと警戒されています」
「いのは夫に対して、家に帰ってきたときの歓迎ムードは全くありません。でも、散歩ついでに帰宅途中の夫を迎えに行ったら、自転車に乗っている夫を見つけて飛び跳ねて大喜びしています。そんないのを見て、夫は嬉しそうですね(笑)」
子犬から成犬へ。いのちゃんの「成長」や「魅力」は?
「成犬になり、トイレも遊びも家の中では落ち着いています。日本犬気質なのか塩対応で、私のほうがもっとかまってほしいと思っているくらいです。
はじめは家の中で人が動くだけでも怯えていたので、なるべく怖がらせないように、テーブルの上の物の音や自分の動きにもかなり気を使って生活しました」
「散歩も怖がって上手くできず、車に乗るのもビクビクしていて、慣れないものすべてに怖がっていました。でも、公園に散歩に行ったり、実家の犬と関わることで散歩も大好きになりましたし、車に乗ってドッグランや大きな公園などの楽しい場所に行けるとわかってくると、車も平気になりました」
ギャップがあることも、いのちゃんの魅力のひとつ
「いのの魅力は、とにかく可愛いことです! 変なポーズで寝ていることが多くて、いつも写真を撮ってしまいます。また、どんな犬種でもうちのコであれば特別可愛いとは思うのですが、雑種犬特有の見た目も、私が特別に可愛いと思える理由のひとつだと思います。
あと、普段は人間からかまいにいってもそっけない態度なのに、朝や寝る前は自分から甘えてきたり、散歩中にはしゃいでいる姿を見せたりといったギャップも、魅力のひとつかもしれません」
いのちゃんとの「これから」について
「いのが安心して楽しく過ごしてくれたら、それが一番嬉しいです。楽しいことをして、おいしいものを食べて、健康で長生きしてもらえるように、私も楽しみながら努力できたら幸せだなと思います。これからも、たくさん楽しい時間をいのと過ごしていけたらと思っています。
コロナが落ち着いたら、インスタで知り合ったいのの兄弟犬さんともいつか再会したいですし、ほかにも一緒にたくさんの経験をしていけたらいいなと思っています」
取材・文/凛香
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