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「おうちのないコを家族に」子どもの願いに背中を押されて迎えた保護犬→3年後「家族に幸せをもたらす」大切な存在に

白と黒の模様が特徴的でかわいい、「スヌーピー」と名付けられたワンちゃん、じつは元保護犬でした。

バトンちゃんにくっつくスヌーピーちゃん
(写真左から)スヌーピーちゃん、バトンちゃん
@amearisu
飼い主の小金澤さんご家族が保護犬を迎えようと決めたのは、長女の「ある言葉」が、強く背中を押したのだそう。

いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、スヌーピーちゃんとの出会いや今の暮らしについて、小金澤さんに2回に分けて(2018年6月/2021年4月に取材)お話を伺いました。

「お家のないコを家族に迎えたい」という子どもの思い

バトンちゃんと先住猫
@amearisu
当時、小金澤さんの家には、先住の元保護猫9匹とシェパードのバトンちゃんがいましたが、「新しくワンちゃんをおうちに迎えたいね」という話が家族の間で出るように。そのなかで、長女が「今度はおうちのないコを家族にしてあげたいな」と話したのだそう。この意見に、家族みんなも大賛成。

子どもたちがこのような気持ちを持ってくれていることがなによりも嬉しく、新しく保護犬を迎えようと決心したのでした。

スヌーピーちゃんをひと目見て「絶対に家族にしたい」と思った

保護施設に来た日のスヌーピーちゃん
@amearisu
そんなときに知人から保護団体を紹介してもらい、里親募集中だったスヌーピーちゃんの写真に目が留まったのだそう。まだ生後2カ月と生まれたばかりで、手のひらサイズの小ささです。

「あまりのかわいさに、すぐにこのコにしようと決めました」と、スヌーピーちゃんに一目惚れをしたご家族は、「どんな性格のコでも絶対家族にしたい」と、その思いはとても強かったようです。

そして次の休日には、スヌーピーちゃんを迎えに行くことにしたのでした。

見つめるスヌーピーちゃん
@amearisu
スヌーピーちゃんが家にやってくると、家族みんなで抱っこの取り合いに! スヌーピーちゃんはたちまち、家族のアイドルになりました。

スヌーピーちゃんが家に来てからのこと

見つめ合うスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
小金澤さん宅に来た初日のこと。スヌーピーちゃんは夜鳴きもせずにずいぶん静かなコだったそう。それが3日もすると、スヌーピーちゃんは本領発揮!

子どもたちと追いかけっこをしたり、猫たちやバトンちゃんを追いかけたり。やっと緊張が解けたのか、とても元気で活発な子犬の姿を見せたのでした。

信頼できるトレーナーさんとの出会い

スヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
スヌーピーちゃんが家に来てから楽しいことが多かったけれど、じつは最初は大変なこともあったといいます。たとえば、抱っこをしたときに嫌だったのか、噛みつこうとすることがあったのだとか。将来的なことを考えると、早いうちに直さなければなりません。

そんなとき、スヌーピーちゃんのことをよく理解してくれるトレーナーさんとの出会いがあったのでした。

寝転がるスヌーピーちゃん
@amearisu
スヌーピーちゃんには「褒めていく方法が合っている」と、トレーナーさんはすぐに性格を見抜いてくれたのだそう。生後3カ月になる前からトレーナーさんの教室に通い、いろいろアドバイスを受けて、小金澤さんはスヌーピーちゃんと向き合っていったといいます。

首をかしげるスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
小金澤さんは、当時をこのように振り返ります。


小金澤さん:
「褒めるしつけをしたことで、とてもいいコになってくれました。子犬の時期にそのコに合ったトレーニングをしてあげることは、とっても大事なことだと思います」

スヌーピーちゃんが家に来てから、家族にも嬉しい変化が♪

見つめるスヌーピーちゃん
@amearisu
また、家族にも嬉しい変化が起こります。スヌーピーちゃんが来てから、より一層みんなの笑顔が増えたのだそう。2人の子どもたちはスヌーピーちゃんをとてもかわいがって、いつも一緒に遊んだりお話をしたり、まるで姉弟のような関係になっていったのだそうです。

待てをするスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
生き物を飼うということは、いのちを預かるということ。小金澤さんは、スヌーピーちゃんを家族に迎えたことで、子どもたちに良い影響があったと感じているようです。


小金澤さん:
「子どもが小さなうちから動物と暮らしていると、自分より小さな動物にも優しい気持ちを向けることができるようになって、とてもいいと思いますね」


スヌーピーちゃんの存在は、小金澤さんご家族にとってとても大きなものとなったようです。


【スヌーピーちゃんのその後に迫る】前回の取材から約3年、どんな日常を送っているのかを聞いた

笑顔のスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
前回の取材から約3年が経過します。現在のスヌーピーちゃんとの暮らしなどについて小金澤さんにお話を伺ってみると、スヌーピーちゃんからたくさんの幸せをもらっていると話します。

スヌーピーちゃんは、成長してお兄ちゃんに

お出かけを楽しむスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
——現在スヌーピーちゃんは3才になりましたね。スヌーピーちゃんの成長について、小金澤さんはどのようなことを感じていますか?


小金澤さん:
「前回の取材時は、娘たちとバトンといつもキャッキャはしゃいでばかりいましたが、今は少しお兄さんになったように感じます。

お散歩の途中で娘たちの姿が見えなくなると一生懸命探したり、娘たちと距離が離れると立ち止まって娘たちを待っていたり。娘たちのことを心配したり、守ろうとするお兄ちゃんらしい一面が出てきました」

——体も心も、立派に成長したようですね。

バトンちゃんたちとの関係性は?

笑顔のスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
——バトンちゃんや猫たちとの関係性はどうですか?


小金澤さん:
「バトンは、今もスヌーピーにとって大好きなお姉さんで、甘えたりそばに寄り添ったりしています。バトンにはずいぶんワガママも聞いてもらっています。

一昨年と去年、我が家に保護猫の子猫の兄弟が加わりました。子猫たちが来ると、最初はスヌーピーのほうがドキドキしていましたが、慣れてくると甘えてくる子猫の相手をしてあげたり、一緒に遊ぶようになりました」

猫たちと眠るスヌーピーちゃん
@amearisu
——娘さんたちとはどうですか?


小金澤さん:
「娘たちはいつもスヌーピーにいろいろな話をしています。スヌーピーはときどき聞いているふりをして居眠りしていますが、娘たちは聞いてもらって満足そうです。そうやって、いつも姉弟のように過ごしていますね」

——とても素敵な関係性ですね♪

スヌーピーちゃんからたくさんの幸せをもらっている

爪切りをするスヌーピーちゃん
@amearisu
——改めてになりますが、スヌーピーちゃんと一緒に暮らす日々をどのように感じていますか?


小金澤さん:
「スヌーピーが一緒にいてくれると、楽しくてかわいくて、気分が冴えないときでも笑顔になれます。どこへ行くときも、どんなときもいつもスヌーピーが一緒なので、みんなの笑顔と幸せがたくさん増えました。

スヌーピーと過ごす日々は、私たち家族にとって幸せそのものです。娘の『おうちのないコを家族にしてあげたいな』という言葉でスヌーピーを迎えて、スヌーピーを幸せにしてあげたいという思いで一緒に暮らし始めましたが、逆に私たちがスヌーピーから幸せをもらっています。スヌーピーを迎えて本当に良かったと思っています」


お出かけを楽しむスヌーピーちゃんとバトンちゃん
@amearisu
小金澤さんご家族のもとで、今も幸せに暮らしているスヌーピーちゃん。素敵な日々の様子は、ぜひInstagramでもご覧くださいね!

写真提供・取材協力/@amearisuさん
取材・文/雨宮カイ
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