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犬が食べたら危険な草花は?予防と対策など獣医師に聞きました!

緑が鮮やかな夏の時季は、さまざまな草花が道端に生えています。犬が興味をもつこともあるでしょうが、誤って口にしてしまうと危険なことも。今回は、犬が食べたら危険な草花や、万が一口にしてしまった場合の対処法などについて、いぬのきもち医師相談室の先生に聞きました。

犬が食べたら危険な草花は?

ミニチュア・ダックスフンドの防人ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――夏の草花で、犬が食べたら危険なものはありますか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下獣医師):
「基本的に草花は食べないほうがいいでしょう。食べることにメリットはありませんし、中毒を引き起こすものもあるため、デメリットの方が圧倒的に高いと言えるからです」

アジサイや朝顔など

獣医師:
「例えば初夏に咲くアジサイや、夏の定番である朝顔は有毒植物。アジサイは葉、朝顔は種が特に危険とされていますが、そのほかの部分も食べないほうが安心です。
また、除草剤や農薬などが付着しているおそれもありますから、特定の植物を注意するのではなく、草花を食べさせないよう対応したほうがいいでしょう」

食べてしまったとき、どんな症状が出るの?

トイ・プードルのハービーちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――先ほど挙げていただいた植物を口にすると、具体的にどのような体調の異変をもたらすのでしょうか?

獣医師:
「嘔吐、下痢、元気消失、ふらつき、意識低下などのほか、命にかかわることもあります」

犬が誤食をしないために、できることは?

ご機嫌ならおんちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――散歩時に犬が誤食しないためには、どのようにしたらいいでしょうか? また、万一誤食してしまった場合の、応急処置などがあれば教えてください。

獣医師:
「草むらなど、草が生い茂っているところに入るのは極力避けること。また、お散歩中はリードを短めにもって愛犬の安全を確保すること、目を離さないことで予防できるでしょう。
日ごろから口にくわえたものを飼い主さんに渡す"ちょうだい"の練習をしたうえで、おやつを持参してお散歩することも効果があると思います」

それでも食べてしまった場合は、迷わず病院へ

獣医師:
「食べてしまったときはできるだけ飲み込ませないためにも口から出すようにし、動物病院を受診してください。その際には、どのような草花を誤食してしまったのかを伝えましょう」
道端に生えている草花は、基本的に犬が口に入れないよう注意が必要だということが改めて分かりました。草花を目にすることが多い季節だからこそ、お散歩に行くときにはより気をつけて対応していきたいですね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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