犬と暮らす
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関節や皮膚が弱い傾向に? 「小型犬」がなりやすい病気やケガを獣医師が解説
今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
小型犬がなりやすい病気やケガは?
「小型犬全体で見ると、関節や皮膚などコラーゲンのある場所が弱い傾向があるように思います。関節の異常があるコは皮膚も弱く、またその逆もあります。体の構造の土台が弱いようです。
具体的には、膝の皿の骨が正常な位置から外れ、足を引きずったり、ピョコッとあげて歩く膝蓋骨脱臼や、犬の皮膚がべたつき、マラセチアが増殖する脂漏症などの皮膚病が見られることもあります」
「小さい頃から弱い部分は、その後もトラブルを抱えることがあるので、フードにサプリメントを混ぜるなどして栄養を補うことも必要かもしれません。
成長とともに丈夫になることも多いですが、心配な点があれば、愛犬に対策が必要であるかどうかかかりつけ医に相談するとよいでしょう」
「そうですね。ただ、将来を心配するあまり過剰にサプリメントを使用することは、栄養の過剰症になることがあります。年とともに症状がいろいろと出てくることも多いです。
愛犬の変化を感じたら、まずはかかりつけ医に相談することをおすすめします。年をとってもなるべく元気に過ごせるように、飼い主さんはサポートしてあげてください」
どのように病気を予防していけばよいか、かかりつけ医に聞いてみてください。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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