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関節や皮膚が弱い傾向に? 「小型犬」がなりやすい病気やケガを獣医師が解説

トイ・プードルやポメラニアン、チワワなどのいわゆる「小型犬」は、どのような病気になりやすい傾向にあるのでしょうか?

今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

小型犬がなりやすい病気やケガは?

吠える犬
getty
——一般的に「小型犬」に分類される犬種がなりやすい病気やケガには、どのようなものがありますか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「小型犬全体で見ると、関節や皮膚などコラーゲンのある場所が弱い傾向があるように思います。関節の異常があるコは皮膚も弱く、またその逆もあります。体の構造の土台が弱いようです。

具体的には、膝の皿の骨が正常な位置から外れ、足を引きずったり、ピョコッとあげて歩く膝蓋骨脱臼や、犬の皮膚がべたつき、マラセチアが増殖する脂漏症などの皮膚病が見られることもあります」

眠そうな犬
getty
——小型犬はとくに関節や皮膚などの病気に注意したほうがよいのですね。犬種別で見ると、それぞれまた気をつけるべき病気などもあると思いますが、飼い主さんはどのように予防し、対策をしていったらよいでしょうか?
獣医師:
「小さい頃から弱い部分は、その後もトラブルを抱えることがあるので、フードにサプリメントを混ぜるなどして栄養を補うことも必要かもしれません。

成長とともに丈夫になることも多いですが、心配な点があれば、愛犬に対策が必要であるかどうかかかりつけ医に相談するとよいでしょう」
——予防のために、サプリメントなどを効果的に使えるとよいのでしょうか。
獣医師:
「そうですね。ただ、将来を心配するあまり過剰にサプリメントを使用することは、栄養の過剰症になることがあります。年とともに症状がいろいろと出てくることも多いです。

愛犬の変化を感じたら、まずはかかりつけ医に相談することをおすすめします。年をとってもなるべく元気に過ごせるように、飼い主さんはサポートしてあげてください」

走る犬
getty
愛犬の犬種が、どのような病気になりやすい傾向にあるのか、飼い主さんは事前に把握しておくことも大切です。

どのように病気を予防していけばよいか、かかりつけ医に聞いてみてください。


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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