犬と暮らす
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空気が読めない犬は他の犬に嫌われる?「犬同士で仲良くできない理由」
「犬同士が仲良くできない理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
社会化ができていない犬は犬に嫌われやすい
岡本先生:
「犬同士が仲良くできるかどうかは、犬の性格や相性の問題もありますが、子犬の頃にきちんと社会化ができていたかどうかも重要となります。
コミュニケーションのとり方が上手な犬は、相手の犬に好かれやすかったり、仲良くなる可能性が高いといえるでしょう。」
他の犬に嫌がられてしまう犬の特徴
岡本先生:
「犬社会の空気が読めない犬やきちんと社会化ができていない犬は、他の犬に嫌われやすいと思います。
例えば、急に飛びついたり、吠えたり、相手が恐怖心を抱いたり、相手を驚かせるような行動をする犬であったり、相手の犬が唸ったり後ずさりをするなど『まだ近づいてこないでほしい』というサインを出していてもそれを察知できない犬は、犬同士で仲良くできない可能性があります。
ただし、相手の犬に対して攻撃行動に出る場合は別ですが、犬同士で仲良くできないすべての犬が”犬に嫌われやすい”とはいえません。
――『近づいてこないでね!』というサインを察知できない犬に対して、近づいてしまうなどの行動によって、相手の犬はどのような反応をするのでしょうか?
岡本先生:
「相手の犬はびっくりして逃げ回ったり、恐怖心から攻撃的になることが考えられます。」
犬に嫌われやすい犬への注意点
岡本先生:
「できることとしては、例えば、散歩中でも飼い主の指示で”待て”と”お座り”ができるように練習をしておくことなどは、犬同士のトラブルを回避するためにも必要なことですね。」
犬同士がコミュニケーションをとるためにも、子犬の頃の社会化はとても大きな役割を持ちます。犬同士の空気感を読めないワンちゃんは、他の犬とトラブルにならないように注意が必要ですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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