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犬の心臓病~症状と対策・食事療法

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心臓病は、小型犬には心臓弁膜症、大型犬には心筋症が多く見られます。正しい知識で、愛犬の健康に気を配りましょう。療法食のフードを食べない、切り替えがうまくいかないといったことへの対応についてもまとめています。

酸素や栄養素を運ぶ血液が滞り 体じゅうに影響が出る

 心臓病も、ペットの高齢化によって増えてきた病気の1つです。なかでも、小型犬に多いのは慢性の心臓弁膜症(とくに僧帽弁閉鎖不全症)で、大型犬には心筋症が多くみられます。
 また、 フィラリア症も、寄生虫であるフィラリアが心臓に寄生する心臓病です。これらの心臓病が原因となって、慢性心不全になります。心不全は、心臓の機能に障害が起こり、血液の流れが滞った状態のことで、体じゅうに悪影響が出ます。
 なお、慢性の心臓弁膜症は、キャバリア・キング・ チャールズ・スパニエルやチワワなどで多くみられ、心筋症は、グレート・デーンなどの大型犬や超大型犬で多くみられるようです。

栄養管理は ナトリウムの摂取制限が基本

 心臓病の場合、栄養管理でできることは、高血圧を改善して心臓の負担を軽くするとともに、むくみや鬱血を改善することです。むくみや鬱血は、心臓病によってナトリウムや水分が体内にたまることで起きます。心臓病の療法食は、むくみや鬱血を抑制するために、ナトリウムの量が大幅に制限されています。
 しかし、ナトリウムの摂取が急に減ると、体が水やナトリウムを保持しようとするので、療法食の切り替えは1~2週間以上かけてゆっくり行う必要があります。
 同時に、塩分を多く含む間食や、人の食事などは禁止します。人の心臓病の場合は、水を飲む量を制限されることがありますが、犬や猫の場合は自由に飲ませて構いません。

心臓病用の食事はおいしくない!? 食べてもらえる工夫

 心臓病の療法食は、ナトリウムが大幅に制限されています。このため、これまでの食事との味が違いに、犬がとまどって食べないこともあります。心臓病にかかる犬は高齢期であることが多く、食に頑固になっていることも影響するかもしれません。
 療法食は、以前のフードにほんの少し混ぜるところから始め、1〜3週間かけて切り替えるとよいでしょう。また、フードを温めたり、塩分を含まない鶏肉のスープをかけたりして、風味をよくする工夫も効果があります。
 食欲が落ちているときは、少しずつ何回かに分けて与えましょう。どうしても療法食を食べない場合は、栄養が不足して、病気の進行を早める可能性があります。その場合は、獣医師から、効果の似た腎臓病や高齢期用の療法食などでの代用をすすめられる場合もあります。

引用元:いぬのきもち『愛犬の栄養学事典』

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