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気付いたときは手遅れに…見た目ではわからない目の病気
健康診断の際に行う眼科検診では、見た目ではわからない目の異常を発見することができ、早期発見・治療につなげることができます。
「眼圧測定」では、緑内障や網膜剥離を、「涙液量検査」ではドライアイ(乾性角結膜炎)、結膜炎などを調べることができます。下記の基準値に基づいて診断されます。
眼圧検査 基準値16±4mmHg
涙液量検査 基準値18.9~22.9mm/min
涙液量検査では、1分間にどれくらい涙液が産生されるかを調べます。涙液量が減少すると角膜に傷つきやすい状況にある、もしくはすでに病気になっている可能性があるといえます。
緑内障は、進行すると失明する病気ですが、気づいたときにはかなり進行している場合も少なくありません。できれば症状が出る前に早期発見・治療をしたいので、定期的な眼圧測定をしておくと安心です。健康診断のとき以外でも、愛犬の目に関してどんな小さなことでも気になることがあったら、動物病院を受診しましょう。
※写真はイメージです。特定の病気とは関係ありません。
監修/南 直秀先生(東京動物医療センター副院長)
文/犬神マツコ
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