子犬期はとくに多い「興奮吠え」
7カ月齢までの犬はパピー(子犬)期ともいわれ、新しい環境に慣れるまであらゆるものに不安を感じやすい時期でもあります。本能を抑えられず鳴いて訴えてきますが、放っておくとこの鳴き声が頑固な吠えにつながってしまうことも……。
そんな子犬期の吠えで気をつけてほしいのが「興奮吠え」。成長過程にある子犬期は、まだ自分の感情をどうコントロールしていいかがわかりません。ちょっとしたことにも激しく興奮しながら吠えることがあります。
たとえばおもちゃで遊んでいるときに、突然犬が「キャン!キャン!」「ワン!ワン!」などと吠えることはありませんか?これは、遊んでいるうちに楽しくなって興奮したことによる吠えです。
動画でチェック!これが「興奮吠え」です
興奮したらクールダウンさせよう
子犬期は興奮のコントロールがまだ自分でしにくい時期。たとえばおもちゃで遊んでいるときに、犬が「ウーウー」などとうなり始めたら興奮のサインです。おもちゃを後ろ手に隠してオスワリさせ、犬が落ち着くまでの間は、遊びはいったんおしまいにするのがよいでしょう。
興奮をコントロールし、吠えに困らない飼い主さんに♥
いかがでしたか? 子犬期はとくに興奮しやすいもの、と知っておけばコントロールもしやすくなりますよね。愛犬が興奮しそうになったらすぐに対策をして、困った吠えに悩まされない飼い主さんを目指しましょう♪
監修/家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生
撮影/佐藤正之
文/影山エマ
出典:「いぬのきもち」2018年4月号『愛犬の吠えに一生困らないための 年代別 吠え攻略ガイド』