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ムダ吠えしない犬の育て方|チャイムや来客時の「警戒吠え」の対処法

「警戒吠え」が始まる生後7か月ごろから要注意!

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犬の生後7か月~3才未満の時期は、新しい環境に慣れてくる一方で警戒心も強まり、この頃から「警戒吠え」が始まると言われています。さらに体験したことをどんどん覚えていく時期でもあるため、「警戒吠え」の対処法を間違うとムダ吠えしやすい犬になってしまうことも…。そこで今回は、シーン別に「警戒吠え」の正しい対処法をご紹介します!

チャイムなど音の刺激に対する「警戒吠え」

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犬は、生後7か月を過ぎると、家の中の環境には慣れる一方で、正体不明の対象への警戒心はどんどん強くなります。インターホンや携帯電話の着信音、雷や救急車の音などは犬にとっての大きな刺激になるので、早いうちから一つずつ慣れさせておくことが肝心です。

このときの対処法

人にとってはなんでもない音でも、犬には異変が起こる前触れのように感じられることがあります。まずは、飼い主さんが堂々とした態度で犬と接するように心がけましょう。もし音が鳴っても犬が吠えずにいられたらすぐにほめて、「音がしても黙っているのが正解」だと教えてあげてください。

このときは必ずアイコンタクトをしながら「イイコ」などと声をかけ、撫でてあげるのがポイントです◎もしも吠えてしまったらすぐに犬の名前を呼ぶなどして、音から意識をそらします。「大丈夫だよ!」と声をかけるだけで落ち着く場合もありますよ。

来客時の「警戒吠え」

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成長過程で自我が強くなると、家に人が来たときに吠えるようになることがあります。ただしこのケースは、お客さんを警戒して吠える「警戒吠え」と、一緒に遊びたくて吠えている「要求吠え」があり、それぞれ対処法が異なるため注意しましょう!

「警戒吠え」

いつもより低い声で吠えている場合は「警戒吠え」かもしれません。まずは、お客さんに対する犬の警戒心を弱めることが肝心。お客さんにも協力してもらい、お客さんの手からおやつやフードを与えてもらうようにしましょう。そうすることで、犬は「お客さん=おいしいものをくれる人」と学習し、吠えにくくなることがありますよ。

「要求吠え」

犬がお客さんに飛びつくなど明らかにハイテンションの場合は、遊んで欲しくて「要求吠え」していることがほとんどです。このときお客さんが犬に構ってしまうと、それがごほうびになってしまい「要求吠え」がエスカレートすることも考えられます。

吠えている間はお客さんにも無視してもらい、吠えずに我慢出来たら遊んでもらうようにしましょう。そうすることで「落ち着けば遊んでもらえる」と、きっと伝わるでしょう。

それでもダメなときの対処法

上記のような対処をしても犬が吠えてしまう場合は、飼い主さんがおやつで犬の気をそらしている間に、お客さんに先に部屋に入ってもらうのがおすすめです。お客さんが先に部屋に入り、座ってじっとしているだけでも、犬の警戒心が和らいで吠えにくくなることがあります。それでも吠えてしまうようなら、布をかけたクレートの中へ入れて落ち着かせるのも一つの手ですよ◎

「警戒吠え」は早めに対策することで育てやすい犬に◎

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「警戒吠え」は犬の警戒心からくる本能的なものなので、叱るのはNGです。まずは音やお客さんに慣れさせることを徹底し、その中で吠えずにいられたらほめてあげるようにしましょう。

犬の「警戒吠え」に悩む飼い主さんは少なくありません。「警戒吠え」が始まったら早めに対策をとってしつけることで、ムダ吠えが少なく育てやすい犬になりますよ。ぜひ実践してみてくださいね!
出典/ 「いぬのきもち」 2018年4月号『犬の吠えに一生困らないための 年代別吠え攻略ガイド』(監修:ぬのかわ犬猫病院 中田分院院長 石田陽子先生・日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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