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シニア犬で気をつけたい『行動の変化』と『老化のサイン』 気をつけたいポイントとは

犬が年齢を重ねてシニア期を迎えると、今まで当たり前のようにできていたことができなくなったり、犬自身がとまどいや不安を感じているような行動をみせることがあります。

では、シニア犬のお世話をするにあたり、どのような行動の変化に気をつけてあげるとよいのでしょうか?

「シニア犬で気をつけたい行動の変化と老化のサイン」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の老化でみられる行動の変化とは

シニア犬で気をつけたい『行動の変化』と『老化のサイン』いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の『老化』は加齢によって起こるもので、体の機能が低下していくことを指します。

犬種などによっても個体差がありますが、7才からシニア期に入り老化による変化を感じるようになってくることが多いです。

シニア期を迎えた犬たちは老化によって寝る時間が増える、筋肉が衰える、遊ぶ時間が減る、物にぶつかるようになる、声や物音への反応が鈍くなるなどの行動がみられるようになります。

ここからはシニア犬の気をつけたい行動についてみていきましょう。

シニア犬で気を付ける行動①物にぶつかる

ニコニコの2ワン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬が物にぶつかるようになるなどの行動の変化があった場合、水晶体が白濁する病気の白内障で視界が悪くなるコが多いです。

シニア犬で気を付ける行動②音への反応が鈍くなる

ニッコリ笑顔がかわいい
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のなかには、雷や花火などを怖がっていたがコがシニア犬になって平気になる、名前を呼んでも反応しない、反応していたチャイム音などの生活音に反応しなくなるなどの様子がみられることがあります。

これは犬の聴力が落ちることで環境に鈍感になっていることが考えられます。

シニア犬で気を付ける行動③つまずきやすくなる

お散歩中のビーグルちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬は散歩中や室内などでもつまずきやすくなることがありますが、これは筋力が落ちてきていることや関節・脊椎疾患が増えるからなどの理由が考えられます。

シニア犬で気を付ける行動④隙間から出られなくなる

まんまるお目目のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シニア犬は認知機能の低下によって見当識障害が起きたり、理解力や判断力が低下することで、無目的に徘徊してしまい段差などで落下をしたり、隙間に挟まったまま抜け出せなくなってしまうことがあります。

この場合は、飼い主さんが目を離すときはサークルの中に入れるなど、安全な場所を確保してあげてください。

愛犬の老いを感じると寂しくなってしまうかもしれませんが、一緒に過ごすことのできる時間を大切にしたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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