愛犬の飛びつきグセに悩んでいませんか? 飛びつきは、愛犬が相手に好意をもっているからこその行為だとしても、相手を驚かせたり服を汚したり、ケガをさせる可能性もあるので直したいですよね。
しつけスクール「Can ! Do ! Pet Dog School」代表の西川文二先生に、“背中で対応”する正しい直し方を聞きました。さっそく家族や親しい友人に協力してもらって練習してみてくださいね。
“背中で対応”する直し方にトライ!
散歩を想定して練習してみましょう。この直し方は、飛びつかれ役がいるとやりやすいので、家族や親しい友人に協力してもらうと◎。飛びつかれ役には、あわてないで冷静に対応してもらうようにして。
1.愛犬が飛びつきそうになったら、相手に背を向けてもらう
飼い主さんがリードを長めに持った状態で、もう一人に愛犬に近づいてもらいます。このとき愛犬が相手に飛びつこうとしたら、背を向けて遠ざかってもらいます。
2.愛犬が落ち着き、オスワリをしたら、ほめてごほうびを
再び相手が近づいたら飛びつく場合は、1を繰り返します。繰り返すうちに愛犬が飛びつかなくなったら(オスワリをしたら)、「イイコ」とほめてごほうびを与えてもらって。
オスワリができない場合は、リードを踏んで体に覚え込ませる手も!
オスワリができずに練習につまずくようであれば、リードを踏んで飛びつけないようにコントロールしても。繰り返すうちに、飛びつかなくなるようにすることができます。
練習を頼める人がいない場合は、ドアノブなどにリードを引っかけてもOKです。
ドアノブにリードの持ち手を引っかけてドアを閉めると、一人でも練習できます。犬につなぐ前に、ドアがすぐに開いてしまわないか確認してから行いましょう。力が強い中・大型犬は、ドアが開かないように鍵をかけたり、ドアストッパーを置いて。
いかがでしたか? 愛犬の飛びつきグセを直すために、ぜひ練習してみてくださいね。
お話を伺った先生/しつけスクール「Can ! Do ! Pet Dog School」代表 西川文二先生
参考/『いぬのきもち』2022年10月号「はじめてしつけ コンプリートドリル vol.8 おねだり行動対策~イタズラ・要求吠え・飛びつき~」特集
撮影/浜田一男
文/いぬのきもち編集室