犬はゴハンをおいしいと感じているの？同じフードを食べ続けても飽きない理由

私たち人間は、毎日ずっと同じ食事を食べ続けていると飽きてしまいがちですよね。犬の場合では、毎日同じフードを与え続けても、飽きずに食べるコが多いのはなぜでしょうか。

「犬が同じフードを食べ続けても飽きない理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬はゴハンをおいしいと感じているの？

――愛犬と暮らしていると、毎日必ずゴハンをあげる時間がやってきますよね。そもそも、犬は日々与えられるゴハンをおいしいと感じているのでしょうか？

岡本先生：
「そうですね。犬はゴハンをおいしいと感じて食べ続けるコが多いです。」

犬が同じフードを食べ続けても飽きない理由は？

――人は毎日同じ食べ物を食べ続けると「飽き」が出てきてしまうこともあると思いますが、犬に毎日同じフードを与えても飽きずに食べるコが多いですよね。

岡本先生：
「人は味を感じる細胞が約9000個あるのに対して、犬は約1700個しかないといわれており、犬は味覚よりも嗅覚に優れた動物です。

このため人のように味の違いが繊細にわからないことから飽きずに同じ食べ物を食べる犬が多いと考えられます。また、犬は“食べる”ということ自体が好きで、“食べること“に重きをおいているコがほとんどです。」

人と犬には感覚に違いがある

繊細な味覚を持っている人と優れた嗅覚を持っている犬、人と犬には感覚の違いがあります。

飼い主さんからは「毎日同じ食べ物を食べ続けて美味しいのだろうか？」という疑問が出てくるかもしれませんが、「犬は同じフードを食べ続けても飽きないコが多い」「ゴハンの時間を楽しみにしているコが多い」といわれるのには理由があったのですね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください