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「青色の瞳・茶色の毛・垂れ耳」 犬の体が「そうなった」理由を解説!

犬という動物や犬種ならではの見た目の特徴は、個性的で魅力的ですよね。じつはそれには、そうならざるをえなかった理由があるのはご存知ですか? 今回は哺乳動物学者の今泉忠明先生に、犬の見た目の特徴の背景について教えていただきました。

シベリアン・ハスキーなどの青色や緑色の目

シベリアン・ハスキーのりりちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
目の色をつくるメラニン色素は、日射量が関係するといわれています。多くの犬の目は黒色や茶色ですが、シベリアン・ハスキーなどの北方系の犬種は青色や緑色になることも。
これは、北方だと日射量が少なく、メラニン色素の生成が抑えられるからだと考えられます。

さまざまな犬種に多い茶色の毛

笑顔の茶豆ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬には白や黒などさまざまな毛色がありますが、そのなかでも多いのが茶色系の毛色です。
その理由は、野生時代に木や草、土など周囲の色にできるだけ溶け込み、獲物や敵に気づかれにくくなるためだったと考えられます。
茶色以外の毛色は、人と暮らすようになってから増えていったのです。

ビーグルなどのふさがった垂れ耳

ビーグルのらいむちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ビーグルやラブラドール・レトリーバーなどの犬種に見られるふさがった垂れ耳。
犬の祖先は立ち耳が基本で、垂れ耳は偶然生まれたものでした。それを猟犬であれば、「狩猟のときの銃声が響きにくいだろう」と、猟犬と交配したといわれています。
しかし現在では、立ち耳でも垂れ耳でも聴力は同じということが判明しました。今は犬種のチャームポイントとして愛されています。
今回ご紹介した以外にも、犬たちの体の特徴にはさまざまな理由が隠されています。愛犬の体がなぜこの色や形なのかを調べてみるのも、愛犬を理解することにつながるかもしれませんね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「いぬのきもち」2022年8月号『色形すべてに理由があった! 犬のカラダなるほどデザイン』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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