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犬が暑がっているとき体に水をかけてもOK? 夏の熱中症対策を獣医師に聞いてみた

暑い季節、愛犬の熱中症や暑さへの対策を行っていますか? お散歩やおでかけ中などは日陰を歩かせたり、こまめにお水を飲ませたり休憩させるというほかに、犬の体に水をかけるという飼い主さんもいるようです。

もし、愛犬が暑がっていてつらそうにみえたり、熱中症なのでは? という様子がみられた場合、犬の体に水をかけても大丈夫なのでしょうか?

「犬の熱中症対策で体に水をかける場合の注意点」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

犬が暑さを感じているときの基本の対応

愛犬が暑がっているとき体に水をかけてもOK? 夏の熱中症対策を獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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暑い季節は犬が熱中症にならないように注意する必要があります。

①愛犬が暑さでつらそうかどうかを観察して休ませる

気温が高くなる季節に愛犬に以下のような様子がみられたり暑がっているようにみえる場合には、涼しい場所で早めに休憩をさせるようにしましょう。
  • 歩くペースが遅い

  • 元気がない

  • 下を向いている

  • 座り込む

  • 伏せている

  • 呼吸が浅く早いなど激しいパンティングをしている

②愛犬にこまめに水分を補給させる

暑い季節の外出時には常に犬の飲水用の水を持ち歩き、こまめに飲ませて休憩させてあげてください。

暑さでつらそうな犬に水をかけて体を冷やす方法もある

愛犬が暑がっているとき体に水をかけてもOK? 夏の熱中症対策を獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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外出時に犬がハァハァと呼吸をするなど暑さでつらそうにみえたとき、犬の体に水をかけてもよいのか迷われる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

犬が暑がる場合の基本の対処方法は、涼しい場所で休憩をさせ、自分で飲めるようなら水を飲ませてあげることですが、愛犬が暑がっているときやつらそうなときに犬の体温を下げるために体に水をかけてあげても大丈夫です。

愛犬の体に水をかけて体が湿ったら、うちわなどを使って風を当ててあげましょう。体を湿らせ、そこに風を当てることで気化熱(水が蒸発するときに周りから奪う熱)を利用して体温を下げる効果があります。

犬の熱中症の応急処置として体に水をかけることは効果的

愛犬が暑がっているとき体に水をかけてもOK? 夏の熱中症対策を獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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愛犬が暑がっていたりつらそうにしているときに涼しい場所が近くになかったり、熱中症の疑いがある場合の応急処置としても、犬の体に水をかけて体を冷やすことは効果的なので対処法を知っておくと安心ですね。

犬の体温を下げる目的で体に水をかける際の注意点

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犬の体温を下げる目的で体に水をかける場合、注意点として以下のことを確認しておきましょう。

氷水や冷たすぎる水はかけないこと

犬の体に水をかける場合、氷水などの冷たすぎるものはかけてはいけません。

水をかけすぎないこと

犬の体に水をかけるときは頭から首、背中にかけて、被毛が湿る程度にかけてあげましょう。体がびしょびしょになるほどかけすぎないようにしてください。

濡れた体に風を当ててあげること

愛犬の体を湿らせた後は、扇風機やうちわなどを使って風を当ててあげるようにしましょう。

犬は人よりも体温調整が苦手な動物といわれています。暑い季節の熱中症対策の参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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