飼い主さんが帰宅したときに、愛犬が出迎えてくれたら嬉しいですよね。お出迎えの仕方は犬によってさまざまかと思いますが、なかには「家族によってお出迎えの仕方や態度を変える」というコもいるようです。
犬のお出迎えの仕方からどのようなことがわかるのか、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
犬が家族によってお出迎えの仕方を変えるのはなぜ?
犬は「嬉しい」と感じる度合いで興奮度が変わります。その犬の性格にもよるかと思いますが、犬は下記のような人に対して、会えた喜びを態度で示そうとする傾向があるでしょう。
・大好きな飼い主さん、家族
・ゴハンをくれるなど信頼できる人
・安心できる人
・一緒に遊ぶなど、嬉しいことや楽しいことを提供してくれる人
日頃から“家族の一員”として愛犬とよくコミュニケーションをとったり、ゴハンをあげるなどのお世話をしていたりなどがポイントとなるでしょう。愛犬としっかりと信頼関係を築けている人は、お出迎えのときに大歓迎される傾向があると思います。
反対に、「あまり気を許していない相手」「相手にしてくれない人」など、普段からコミュニケーションがない相手に対してはあまり反応をすることがなく、家族だとしても素っ気ないお出迎えになるということもあり得るでしょう。
愛犬がお出迎えしてくれたときに、飼い主さんはどのように対応するのがよい?
愛犬が飼い主さんの帰宅を喜び、それを態度で示してくれていることに対しては、「〇〇ちゃん、ただいま」「お出迎えありがとう」などと声をかけながら、その気持ちを受け止めてあげるとよいと思います。
しかし、喜びのあまり大きな声を出したり、大袈裟なリアクションで応えてしまうと、愛犬の興奮度を過度に高めてしまう可能性もあるので注意が必要です。
過度に興奮することで、愛犬の飛びつきや無駄吠えなどの問題行動を引き起こしてしまう場合もあるので、穏やかな態度でお出迎えに応えてあげるとよいでしょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/雨宮カイ
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2025年1月時点の情報です。