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犬の事故やケガを防ぐために知っておきたい!「散歩や遊びに関するNG習慣」

飼い主さんが日々なにげなくやっている習慣が、愛犬の病気やケガの原因になりうることがあります。今回は、“犬の散歩や遊び”に関するヤバい習慣について、ノヤ動物病院院長の野矢雅彦先生に伺いました。

歩けるのにカートやスリングで散歩する

公園で散歩をしているチワワ
Liudmila Chernetska/gettyimages
「歩けるのにカートやスリングで散歩していると、足腰が弱くなり、将来歩けなくなる可能性が高まります。自身の足で地面を歩かせて足腰を鍛えることなどが散歩の目的なので、健康な犬がカートやスリングを使って散歩することは、散歩とはいえません!」(野矢先生)

犬と散歩するときはこうしよう!

病気や老化で歩けなくなった犬以外は、なるべく自分の足で歩かせて散歩させ、筋力をキープしましょう。上り坂、下り坂、土の上など、いろいろな道を歩かせるとGoodです。

走っている愛犬を急に止める

どんどん前に進む犬
Halfpoint/gettyimages
「走っている犬を急に止めてしまうと、ブレーキをかけようと足に力を入れる動きで、骨折や脱臼(だっきゅう)を起こすことがとても多いです。とくに、ドッグランなどで猛ダッシュしている愛犬の前に飼い主さんが入って、急に止めるときなどに起こりがちです」(野矢先生)

走っている愛犬を止めたいときはこうしよう!

オイデのしつけや、おやつやおもちゃなどを使って呼び寄せられるのがベスト。それが難しいときは、小走り程度のスピードになるまで待ってから愛犬を止めましょう。

食後すぐに愛犬を走らせる

笑顔でオスワリする大型犬
krblokhin/gettyimages
「愛犬がおなかいっぱいの状態では、重くなった胃が遠心力で回転しやすくなるので、胃がねじれて戻らなくなる胃捻転(いねんてん)を起こすおそれがあります。最悪、1時間もたたないうちに命を落とすこともあります」(野矢先生)

食後に愛犬を散歩させたい場合はこうしよう!

排泄のために食後に散歩をする場合、食後すぐの散歩は避け、走らせず歩かせるだけにしてください。できれば、食後1時間はゆっくり安静に過ごさせるほうがいいでしょう。
愛犬をケガや事故などから守るためにも、今回ご紹介した内容を参考に、ふだんの散歩や遊びの仕方を見直してみてくださいね。
お話を伺った先生/野矢雅彦先生(ノヤ動物病院院長)、藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2024年12月号『病気、ケガ、不調……愛犬の健康を脅かす!飼い主さんのヤバい習慣』
文/宮下早希
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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