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飼い主さんの行動が原因!? 犬の「引っ張りグセ」の理由・解決策とは

「愛犬の問題行動が直らない」とお悩みの飼い主さん、もしかしたらその原因は、飼い主さんが愛犬の気持ちを“勘違い”しているからかもしれません。

そこで今回は、犬の問題行動のなかから「引っ張りグセ」を取り上げ、その原因や解決策について、獣医師の藤本聖香先生に解説していただきました。

犬がリードを引っ張るのはなぜ?

リードを引っ張る犬
参考・写真/2025年2月号『愛犬のキモチを勘違いしてませんか? 犬の問題行動、原因は飼い主さんです!』
散歩中にリードを引っ張る犬は多いですが、飼い主さんもリードを力任せに引っ張っていませんか? じつは飼い主さんがリードを引っ張るたびに、困りごとを悪化させています。

犬は引っ張られると反対方向に進もうとする習性がある

人が満員電車の中で押されたときに、倒れまいと押し返す行動を取るのと似たようなもので、犬はリードを引っ張られると、本能的に反対方向に進もうとします。

犬としては、飼い主さんの要望どおり正しい方向に進もうとしているだけなので、リードを引っ張ることを繰り返すと、そのうち飼い主さんのそばで歩くのが嫌になり、ますます離れようとしがちになります。

これで解決! リードは少したわむ程度の長さで持とう

横に並んで歩く犬と飼い主
参考・写真/2025年2月号『愛犬のキモチを勘違いしてませんか? 犬の問題行動、原因は飼い主さんです!』
バイクや車、通行人がそばにおらず、安全管理上の問題がない限りは、愛犬のリードは少したわむぐらいの長さで持ち、力任せに引っ張るのはやめましょう。とくに、リードを持った状態で腕を上げすぎると、犬はつり上げられる形になり、首に負担がかかるのでNGです。

また、犬は必ず自分の左側につかせて歩かせなければと思っている飼い主さんは多いですが、これは警察犬など訓練犬向けの歩き方。愛犬と散歩をふつうに楽しむうえでは、無理に横へつかせようとしなくてもOKです。

問題行動は愛犬の気持ちをわからないと解決しない

ポメラニアンのいとちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
行動と感情はリンクしているため、犬の気持ちを理解できないと問題行動も解決できません。そして、愛犬は飼い主さんを常に観察していることから、困りごとの原因の多くは飼い主さんの行動と関係しているといえます。

愛犬の気持ちを正しく理解し、解決のヒントにしてみてくださいね。
お話を伺った先生:藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考・写真/「いぬのきもち」2025年2月号『愛犬のキモチを勘違いしてませんか? 犬の問題行動、原因は飼い主さんです!』
文/宮下早希
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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