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犬のシャンプーに最適なお湯の温度とは?体に負担をかけないシャンプーの方法を解説

愛犬のシャンプーをするときに、人の感覚でお湯の温度を設定していませんか?

犬のシャンプーは、お湯の温度とシャワーのかけ方に注意をしながら体に負担のかからないように洗ってあげましょう。

「犬のシャンプーをする際に最適なお湯の温度と体に負担をかけないシャンプーの仕方」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。

犬のシャンプーはお湯の温度を35度〜37度に設定する

犬のシャンプーで最適なお湯の温度は? 犬の体に負担をかけないシャンプーの仕方 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬のシャンプーをするときのお湯の温度は何度くらいに設定すればよいですか?

山口先生:
「犬の体を洗う際の湯温は35度から37度が適温です。ただし、季節や室内環境によって適宜温度を調節してください」

犬にかけるシャワーの温度が熱すぎても冷たすぎてもNGな理由

犬のシャンプーで最適なお湯の温度は? 犬の体に負担をかけないシャンプーの仕方 いぬのきもち
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――シャワーの温度が適温でないと犬の体にどのような負担がかかりますか?

山口先生:
「体温より熱い温度のお湯は犬が嫌いますし、熱中症のリスクがあります。また、犬の皮膚は人に比べて薄いので、皮膚への刺激になります。

反対にお湯の温度が低すぎると低体温のリスクのほか、皮脂汚れが落としづらいです」

犬の体に負担のかからないシャンプーの仕方

犬のシャンプーで最適なお湯の温度は? 犬の体に負担をかけないシャンプーの仕方 いぬのきもち
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――犬の体に負担のかからないシャンプーの仕方を教えてください。

山口先生:
「事前にブラッシングをして毛のもつれを取っておくこと、タオルの準備は必須です。そのほか、シャンプー液を少量のお湯で薄めてスポンジで泡立てて泡を作っておくこともおすすめです。

シャワーをかける際は弱めの水圧にし、腰や背中からかけ始めてください。その際にシャワーヘッドを犬の体に添わせるようにすると音や刺激が少なく、抵抗感を減らせます。

シャワーで予洗いしたのち、事前に作っておいた泡を犬の身体に乗せながら洗うと効率的に洗うことができます。また、シャンプー液をドレッシングボトルなどに入れ替えておくと、少量足したいときや部分洗いの際に便利です。アンダーコートのある犬や毛量の多い犬は、シャンプーブラシを取り入れると洗いやすいかもしれません。

特に子犬やシニア犬は体温調節がしづらいので温度管理に気を付けながら、短時間で済ませることが重要です。バスタブなども利用しながら犬の体を冷やさぬよう手際よく洗ってあげてください。

なお、持病がある犬はかかりつけの獣医師に自宅でシャンプーをしてよいかの確認を取ってから行いましょう」

愛犬のシャンプーをする際のお湯の温度と洗い方、参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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