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【シニア世代必読】犬と暮らしたい人が事前に知っておきたい4つのこと

遊ぶ柴犬
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
シニア世代になると肉体や精神の衰えを感じて、犬を飼うことを不安に思ってしまうことがあるかもしれません。また、子育てが落ち着いて、ずっと夢だった犬のとの暮らしを始めたいと思う方もいるでしょう。 

今回は「シニアになって犬を飼いたい・飼い続けたい人が、これだけは知っておきたい4つのこと」を、専門家の解説をもとにQ&A形式で紹介します。

Q1.愛犬にイキイキ暮らしてもらうために、飼い主がやってあげられることは?

A.「犬は運動が大好きです。家の庭や室内、ドッグランなどに連れていってボールを投げ、持ってきてもらう遊びなどをやってあげてください。持ってきたら、おやつを与えること(ご褒美)を忘れないで!

また、ニオイ(とくに人のニオイ)をかぐことも大好き。使い古しの靴下などでボールを作り、それで遊べば一石二鳥です」(東京農業大学教授・太田光明先生)

愛犬が楽しめるように、運動できるように、日頃から遊んであげることを飼い主さんは覚えておきたいですね!

Q2.お散歩など、愛犬の世話をできないことがあった場合、どんなフォローがある?

見つめるパピヨン
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
A.「子ども、親戚など自分の飼っている犬の接する機会が多い人に頼むのが一番です。いぬ友さんなど、愛犬に慣れている人に頼める関係ができているのも安心ですね。

ペットシッターさんを頼む場合は、飼い主さんも愛犬もシッターさんとの信頼関係が重要になってきます。

家を不在にするときに預ける場合は、散歩に連れていってもらえる動物病院やケージに入れずに過ごせるペットホテルなどもあるので、日ごろから探しておくと安心です。

アメリカなどでは、散歩に行けない場合は連絡すると、学生さんなどが代わってやってくれるシステムができあがっています。

日本ではその点で遅れていますが、住んでいる地区の広報誌などに、お知らせが載っていることがあるので、見ておくとよいでしょう」(太田先生)

もしものときのために、身近な人や動物病院などを頼れるよう、事前に相談をしておくと安心ですね。

Q3.自分の年齢を考えるとある程度年齢の高い犬を飼いたいが、どうしたら迎えることができる?

笑うゴールデン・レトリーバー
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
A.「ひとつの方法として、『盲導犬引退飼育ボランティア』という制度があります。引退犬とは、約8年間盲導犬として活躍し引退した10才前後の犬のことであり、その犬を迎えることができます。

犬種はおもにラブラドール・レトリーバーとゴールデン・レトリーバーの大型犬です。育成団体にもよりますが、申し込みにはいくつかの条件があります。

たとえば、室内で飼うことや留守番をさせる時間が短いことなどです。社会性やマナーは身についていますが、いつも盲導犬ユーザーと一緒にいた犬なので、それまでの生活と大きく変えないような配慮が必要です。

また、犬も高齢になっていくので、医療面でのフォローが必要になることも考慮しておかなければなりません」(日本盲導犬協会)

これから犬を迎える人は、どんな犬を飼おうか悩んでしまうかもしれませんが、盲導犬引退飼育ボランティアなどがあるのも選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

Q4.シニア世代が犬を飼い始める場合に、おすすめの犬種はある?

A.「『人の健康寿命を延ばすことに役立つ』という面から考えると、散歩時に引きずられることなくコントロールできるなど自分の体力をよく考えたうえで、『少しだけ大きいかな?』と思える犬を飼うことです。

チワワでは小さいかなと思ったら、ビーグルとかダックスフントなど、少しだけ自分にとって存在感がある犬がよいかと思います。散歩時には少し足早で、15~30分くらいは歩くことを心がけるとよいでしょう。

新しく犬を迎えたい場合は、5~7才くらいの犬がおすすめです。行動に落ち着きが出てきて、病気の有無がはっきりしてくるからです。そして、最低限のトレーニングを受けさせてください」(太田先生)

少しだけ自分にとって大きいと感じる犬が、おすすめのようですね。また、これから犬を飼おうと思う人は、犬の年齢を考えるとしつけ面で負担が減りそうです。

見つめるミニチュア・シュナウザー
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
シニア世代で犬を飼うとなると、人それぞれ解決しなければならない問題もあるでしょう。

ただ、事前に気になる疑問をある程度解消できていれば、犬を飼うことへの不安が少し和らぐかもしれません。

気になることは前もって調べて、よく検討して、犬を迎えてほしいと思います!

参考/「いぬのきもち」2018年5月号『Should we keep? or Should we give up? シニア世代が犬を飼うことを考えてみた』
(監修:東京農業大学教授 太田光明先生)
文/sorami
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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