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「近づくと逃げてしまう」愛犬との関係性の悩みと対処法を解説!

愛犬と暮らしていると、うまくコミュニケーションがとれないこともあるかもしれません。今回は「いぬのきもち」読者に聞いた愛犬との関係性を構築するうえで抱えがちな悩みについて獣医師の藤本聖香先生が回答。「なかなかなついてくれない」「言うことを聞かない」といった悩みがある人は必見です!

Q1.立ったまま近づくと逃げてしまう

柴のまめくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「体格のいい旦那さんが苦手だという愛犬。立ったまま近づくと逃げてしまう」というお悩み。

この場合の対処法は、愛犬の近くではゆっくり動く習慣をつけること。びっくりさせないように心がけていると、しだいに警戒心が解けていきます。
また、おおいかぶさるように正面から近づくと犬は恐怖を感じやすくなります。「横から近づくこと」を習慣化してみてくださいね。

Q2.おやつを持っていないと言うことを聞かない

ミニチュア・ダックスフンドのうなちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「おやつを持っているときは言うことを聞いてくれるのに、持っていないと言うことを聞きません」というお悩み。

この場合は、愛犬がいいことをしたときだけおやつを与える習慣をつくりましょう。むやみにおやつを与えていると、「何もしなくてももらえる」と学習し、言うことを聞いてくれなくなります。
「コマンドがちゃんとできた」「物音に吠えずにいられた」といったときだけ、おやつを与えるようにしてくださいね。

Q3.子どもに噛みつく

チワワのぷりんくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
次は、「愛犬が遊んでいるとき、子どもたちに噛みついてしまう」というお悩みです。

噛みつきを防止するには、興奮する前に、いったんストップ!の習慣をつけることが重要。遊びが楽しすぎて犬も子どもも興奮しているのでしょう。
遊び中にうなるといった興奮の兆候が出たら、おもちゃを上にあげて手をピタッと止める習慣をつけてください。愛犬も止まって少しクールダウンしたら、遊びを再開しましょう。

Q4.昭和風のしつけのせいで仲が悪い

ミニチュア・ピンシャーのオズワルドくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「家族が昭和風のしつけ(大声を出す・体罰をするなど)をしたせいで愛犬との仲がよくない」というケースです。

関係を修復するには、やさしく愛犬を見守る習慣をつけることが大切!
信頼関係が崩れている状態でこちらからアクションすると、愛犬を怖がらせてしまいます。まずは何もせず、愛犬を笑顔で見守る習慣をつけましょう。
もし自分から近づいてきたら、やさしく名前を呼び、少しずつ距離を縮めてくださいね。

Q5.おもちゃで誘っても乗ってくれない

マルチーズのエルくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「遊ぼうとしておもちゃで誘っても、愛犬があまり乗ってきてくれない」というお悩みです。

この場合は、愛犬が誘ってきた&飼い主さんがOKなときだけ遊ぶ習慣をつけましょう。もしかしたら、愛犬が遊びたくないときに誘ってしまっているのかもしれません。
しつこく誘うと関係性が悪くなることもあるので、注意が必要です。
愛犬がかまってほしそうに近づいてきて、かつ飼い主さんが遊ぶ時間のあるときに遊ぶといいでしょう。

Q6.なでると手を嫌がる

ジャック・ラッセル・テリアのレオンくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「なでているときに、飼い主さんの手を嫌がるときがある愛犬。手を好きになってくれるためにできる習慣を知りたい」というお悩みです。

こういったケースでは、犬が気持ちよさそうにしているときになでるのをやめてください。
嫌がるのは、なでる時間が長すぎて愛犬が「もういいよ」と伝えているのでしょう。嫌がられる前に、やめる習慣をつけることが大事です。
なでるときは、「愛犬を100%満たす」のではなく、「80%くらいでとどめる」ように意識しましょう。
今回ご紹介した内容をもとにして、今よりももっと愛犬と仲よしになりましょう!
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2021年1月号『朝・昼・夜 いつでも! 愛犬の“大好き”を引き寄せる♡ 21の習慣』
文/岩井円佳
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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