犬と暮らす
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犬が嫌がる3つの接し方 犬が嫌がることと避けるべきポイントを解説
たとえば『急に触る』『大きな音を出す』『苦手な場所を触る』これらは犬が嫌がりやすい接し方だといわれています。
「犬が嫌がる3つの接し方」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬が嫌がっているときのサイン
山口先生:
「犬が嫌がっているときは、近づこうとしない、尻尾を下げる、目線をそらす、あくびをするといった行動がみられます」
犬が急に触られることを嫌がる理由
山口先生:
「犬が急に触られることを嫌がるのは、急に何かをされるのが怖いからです。加えて、犬にとって人間は自分より大きな生き物ですし、言葉も分かりません。突然声をかけられたり、触られようとしたら恐怖心でいっぱいになってしまいます」
犬が大きな音を嫌がる理由
山口先生:
「犬が大きな音を嫌がるのは怖いからです。犬は人よりも耳がよいですし、なぜその音が鳴るのかも理解していません」
犬には触られるのが苦手な場所がある
山口先生:
「たとえば、顔の目の前に突然手を近づけられたら怖いですよね。ほかにも足、足先、尻尾は犬にとって本能的に触られることが苦手な場所です。
また、お腹は犬の急所です。嬉しそうに尻尾を振りながらお腹を出してくれたときは信頼してくれた証拠ですが、もしも少し不安気な表情でお腹を出しているときは信頼ではなく、『もう勘弁して』『これ以上はやめてください』というサインなので触らずに離れてあげるなど、よく観察して判断してください」
犬に好かれるための接し方とは?
山口先生:
「犬の気持ちを考えて行動しましょう。たとえば、見知らぬ巨人が突然近づいてくる、身体を触ろうとする、正面からじっと見てくる、大声をかけてくる、知らない言葉で話しかけてくる、これらはすべて自分がされたら怖いですよね。それは犬も同じですからこのような接し方はしないでください。
知らない犬とコミュニケーションをとるときは必ず飼い主さんと一緒に行う、優しく声をかける、正面から近づくことは避けて犬の斜め前あたりにしゃがんで犬と目線の高さを合わせる、優しく名前を呼びながらおやつを与える、怖がっているときはコミュニケーションを控えるなど、犬の気持ちを大切にしながら接することで、少しずつ距離が縮まっていくことでしょう」
愛犬の行動やしぐさをよく見ながら、そのコの気持ちを考えて接してあげたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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