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背中を向けて飼い主さんの足の間にスンと入る犬、その気持ちとは?獣医師が解説

飼い主さんに甘えたい愛犬。
飼い主さんの足の間に入るぴりかちゃん
飼い主さんの足の間に入るぴりかちゃん
@Pirika_pome
こちらは、X(旧Twitter)ユーザー@Pirika_pomeさんの愛犬・ポメラニアンのぴりかちゃん(取材当時3才)。夕方の散歩を終え、飼い主さんが体育座りをしていると、ぴりかちゃんが後ろ向きになって座り込んできたそうです。

一連の動きが車を車庫に入れる動きに似ていることから、飼い主さん家族はこの動作を“車庫入れ”と呼んでいるのだとか。そして“車庫入れ”するぴりかちゃんには、こんな目的があるようです。
なでられるぴりかちゃん
飼い主さんになでてもらって、嬉しそうなぴりかちゃん
@Pirika_pome
飼い主さん:
ぴりかが“車庫入れ”するときは、なでてほしいのだと思います。後ろ足付け根をなでられるのが特に好きなので、座り込んですぐ足を上げるときは『ここなでてほしいのね(笑)』って思ってなでています」

ぴりかちゃんは、なぜこのようなスタイルで「なでて」と要求するようになったのでしょうか? 飼い主さんにお話を伺います。

突然始まった“車庫入れ”が日課になるまで

カエルのぬいぐるみに寄り添うぴりかちゃん
別の日の様子、カエルのぬいぐるみに寄り添うぴりかちゃん
@Pirika_pome
ぴりかちゃんの“車庫入れ”は、ある朝、飼い主さんがケージを開けたときに始まりました。

ケージを出たぴりかちゃんはくるっとUターンをして、体育座りをする飼い主さんの足の間でオスワリしてきたのだとか。その行動がかわいくて、飼い主さんは思わず両手でなでまわしたといいます。

飼い主さん:
「それからは、私が体育座りするとほぼ毎日のように、足の間にスポッと入って座るようになりました。旦那に見せたら『車庫入れしているみたいだね(笑)』と言われて、それから“車庫入れ”と呼ぶようになりました。
ちなみに“車庫入れ”は、ふだんの元気なときはせず、朝や夜の眠いときか、散歩で疲れたときなどに突然してきます」

【獣医師解説】飼い主さんの足の間に入って背を向けて座る犬の気持ちとは

散歩するぴりかちゃん
別の日の様子、桜の木の前で飼い主さんと写真を撮るぴりかちゃん
@Pirika_pome
飼い主さんが体育座りをしていると、後ろ向きになって足の間に入り込み、オスワリをするというぴりかちゃん。

ぴりかちゃんのように、飼い主さんの足の間に入って背を向けて座る犬をよく見かけますが、こうした犬の行動にはどのような意味や理由があるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお聞きしました。

岡本先生:
「犬が飼い主さんの足の間に入って背を向けて座るのは、信頼している相手に背中を向けたり(くっつけたり)、狭い空間に囲われたりすると、安心感を得たり、リラックスできたりするからだと思います。

甘えん坊なコに多い行動ですが、動物病院の待合室など、緊張や不安を感じているシチュエーションでもよく見られるでしょう」
ぴりかちゃんにとって飼い主さんの足の間は、安心できる“大切な居場所”なのかもしれませんね。
写真提供・取材協力/@Pirika_pomeさん/X(旧Twitter)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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