犬と暮らす
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しっぽは「応援うちわ」と同じ!?飼い主さんへのラブサインを人にたとえて解説!
飼い主さんの顔や手をなめる=赤ちゃんがお母さんに抱きつく
飼い主さんの顔や手をなめるのは、甘えたい気持ちの表れです。犬の足は速く走ることに特化して進化したため、人のように手(前足)を器用に使うことはできません。代わりに舌を使ってなめることで、まるで赤ちゃんがお母さんの腰に抱きついたり、手を握ったりするかのように、飼い主さんに一生懸命甘えているのです。
ちなみに、飼い主さんの手を噛んだあと、噛んだ場所をなめてくる犬がいます。一見反省しているようにも見えますが、これはなめることで自分の強さをアピールし、「次はもっと強く噛むぞ」と警告する行為ですので要注意です。
笑顔でしっぽを振る=大好きなアイドルにうちわを振ってアピール
愛犬にとって、飼い主さんはかけがえのない存在です。見れば自然に笑顔があふれますし、そばにいられることがうれしくて、体(しっぽ)が勝手に動きます。これは人でいえば、推しのアイドルにうちわを振って、大好きな気持ちをアピールしているようなもの。飼い主さんからの「ファンサービス」を心待ちにしているのでしょう。
飼い主さんの体を鼻先でつつく=恋人にかまってほしくて体をつつく
鼻先で飼い主さんの体をつつくのは、かまってほしい気持ちの表れです。忙しそうなことはわかっているけれど、できるならかまってほしい。そんなささやかなアピールは、人でいえば、恋人にかまってほしくて指先で体をつつくような行為といえるでしょう。
飼い主さんをじっと見つめてくる=憧れの人を陰からそっと見つめる
犬も人と同様、気になる人のことはつい目で追ってしまうもの。飼い主さんをじっと見つめるのは、大好きな飼い主さんのことをつぶさに見守りたい気持ちの表れです。人でたとえるなら、さながら「憧れのあの人」を陰からそっと見つめるような行動といえるかも。
参考/「いぬのきもち」2023年5月号『犬のしぐさ人に置き換えるとよ~くわかった!』
イラスト/福田玲子
文/いぬのきもち編集室
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