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犬にも“反抗期”はあるの!? 知っておきたい“反抗期”のタイミング

人でいう「反抗期」と似た態度をとる時期が、犬にもあることを知っていますか? 個体差はあるものの、犬には2回“反抗期”があるといわれています。

そこで今回は、犬の“反抗期”の時期や内容などについて、獣医師の藤本聖香先生にお話を伺いました。

犬の“反抗期”とは

散歩から帰りたくなさそうな柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
人の反抗期はおもに2~3才の幼児期と、13~15才の思春期にあるとされていますが、犬はおもに生後6カ月~1才前後と、2才前後とされています。

“反抗期”になりやすいのは成長期の不安定な時期!?

犬の“反抗期”は、成長過程において身体と精神が変化する時期と重なりやすいとされています。反抗的な態度は飼い主さんを悩ませますが、それも成長の証。

「指示を聞かなくなる」など、わかりやすい態度をとる場合もあれば、“反抗期”がわかりにくい犬もいますが、しっかり対応するためにも、見逃さないようにしましょう。

1回目の“反抗期”は性成熟期(生後6カ月から1才前後)

おもちゃとポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
性成熟期にあたる生後6カ月~1才前後にやってくるのが、1回目の“反抗期”。この時期は、体が生殖可能な状態になり、自我も芽生えるとき。ホルモンバランスの変化や、「挑戦したい」「試してみたい」「相手に言うことを聞かせたい」など、意思の強まりが影響して反発心が出るのです。

ちなみに、生後3週~3カ月の間は犬の「社会化期」といって、何に対しても興味があり、どんどん吸収していくポジティブな時期なので、反抗的な態度はあまり見られません。

2回目の“反抗期”は精神的成熟期(2才前後)

甘える柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
2回目の“反抗期”は、精神的成熟期にあたる2才前後。犬は1才半ぐらいで身体的にも成熟期を迎えます。経験値が上がり、知恵がつくことでズル賢くなるなど、反抗的な態度が目立つようになることが。

なお本来、犬の“反抗期”は2回で終わりますが、3才以降でも“反抗期”のような態度が続く犬もいます。この場合、1回目と2回目の“反抗期”のときの飼い主さんの対応に問題があったといえそうです。
犬の“反抗期”は成長の証として受け止めて対応していきたいですね。
お話を伺った先生/藤井聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2024年6月号『飼い主さんの対応次第!? おとな犬の“反抗期”をこじらせないコツ』
文/小林けい
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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