地震など突然の自然災害に直面したとき、犬によってはパニックを起こすことが。愛犬がパニック行動を見せたとき安心させ安全を確保するために飼い主さんができる対応を、防災士の松本秀樹さんに伺いました。
状況が理解できず、犬は人よりパニックに
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地震をはじめとする自然災害による予期せぬ音や揺れなどに驚くのは、人も犬も同じです。しかし、犬はその状況や、音や揺れなどの原因を理解できません。しかも、犬は人よりも何倍もすぐれた察知能力があるので、災害時は人以上に危機を感じてパニックに陥りやすいといえます。
動き回る、フリーズする、隠れるなど犬が見せるパニック行動はさまざま
突然の地震などで犬が見せるパニック行動は、「フリーズ(その場にとどまる)」「隠れる」「動き回る」の3つに大きく分けられます。犬は周囲の空気を読むことに長ているので、飼い主さんがあわてるとより不安を感じてパニックに。それぞれに合った対応を冷静にとることが大切です。今回は「動き回る」場合の対応方法をご紹介します。
動きまわっていたら、どうする?
地震発生時、落ち着かずソワソワしながら部屋の中をウロウロ……。逃げたくて玄関や窓へ向かおうとしたり、すがろうと飼い主さんに寄ったものの逃げなきゃと離れたりを繰り返すことも。
追いかけたり押さえたりせずそっとする
「フリーズする」「隠れてしまう」「動き回る」という3つのなかでもっともパニック度が高いです。追いかけると猛ダッシュで逃げ、そのまま脱走につながることも。しかし、動き回り続けることでストレスを発散していることもあるので(常同行動)、窓やドアなど犬が外へ脱走する危険がないか意識しながら、安全な範囲で犬が落ち着くまでそっとしておきましょう。
なかなかおさまらない場合は、大好物で、ニオイが強めにおやつを開けてみて
なかなか動きが止まらないなら、気を引く作戦へ。ただ、パニック度が強いと音が耳に届きにくいので、聴覚よりも嗅覚にアプローチを。大好物で、かつニオイが強いおやつや、ウエットフードなどを開けると我に返り寄ってくる可能性があります。
一刻を争うような状況なら、犬の命を優先し抱っこなするなどしてその場を離れましょう
これまでの方法は、災害後の比較的安全な状況下を想定して犬の「落ち着き」を優先していますが、すぐに逃げないといけないような状況なら犬の「命」が優先です。小・中型犬は無理やりでも抱き上げ、抱き上げられない大型犬は力ずくでその場を移動させましょう。
震災時に愛犬がパニックを起こしたらどんな行動をするのかを想定できるように、ふだんから愛犬のことをよく観察して、もしものときに適切な対応をとれるようにしておきたいですね。
お話を伺った専門家/松本秀樹さん(ドッグトレーナー、防災士。ペット同行避難アドバイザー)
参考/「いぬのきもち」2026年9月号『災害時、犬はどうなる?どうすればいい?』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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