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【獣医師監修】トイ・プードルは肥満や痩せすぎに注意!適正体重は?
トイ・プードルの適正体重
生後10カ月ほどで成犬とほぼ同じ体格になり、その体重は約3.5~6kgほどでしょう。ちなみに、ジャパンケネルクラブ(JKC)では、トイ・プードルの体高は24~28cmと規定されており、体重の規定はありません。
サイズによって体重も変わる
体高が24~28cm以下のトイ・プードルは、平均体重も約3.5~6kgより少なくなるしょう。
もこもこトイ・プードルは触って肥満チェック
あばら骨を触って肥満チェック
・まったくあばら骨を感じない…太目・やや太め
・あばら骨をかすかに感じる…適正
・あばら骨をしっかりと感じる…痩せぎみ・痩せ
体重計に乗せてみよう
重すぎる体は弱い関節の負担に
ひざにゆるみがあっても適正体重を保っていれば、軽度ですむケースもあるので、日頃から体重管理をしっかりとしておくことが大切です。
肥満が気になるトイ・プードルは遊びながらダイエット
アジリティを使ったトレーニング
掃除機の柄やほうきの持ち手など、長い棒を使ってハードルをつくります。そのハードルを飛び越えさせるのではなくまたがせることで、関節の可動域を広げながら自分の体をどう動かすかを考えさせることができます。
また、ハードルの下にペットボトルなどを置き、くぐらせる運動もしてみましょう。くぐる動作は人がほふく前進をするのと同じように、肩甲骨まわりと背筋を使う全身運動です。運動効率が良いアジリティなので、おやつを見せながら誘導して行ってみましょう。
・スラローム
ペットボトルをランダムに置き、スラロームをつくります。その間を避けて歩かせることで、体をひねらせる運動ができます。狭い間隔を曲がることで、右足と左足を意識することになり、体の受容感覚を強化させることにつながります。
・バランスボール
足元が不安定な状態で、バランスをとることが要求されるバランスボールは、インナーマッスルを鍛えバランス感覚を養うのに効果的です。根本的な筋肉を鍛え、免疫力を上げ、体の代謝を促す効果も期待できるでしょう。さらに、恐怖心をコントロールすることを覚えるので、新たな運動にチャレンジできるようにもなるかも。関節が心配なトイ・プードルは、プロに相談してから行ったほうが安心です。
運動時の注意ポイント!
運動後には、ストレッチやマッサージをしてあげるといいでしょう。フードは3時間くらい経ってから与えるようにし、排せつも忘れずにさせてください。
トイ・プードルは痩せすぎにも気を付けて!
肥満をおそれるあまりに過剰な食事制限をすると栄養不足を招きます。フードのパッケージに表示された適正量を与え、適度な運動をして肥満を防ぐようにしましょう。
「いぬのきもち」2016年8月号別冊『愛犬肥満解消プロジェクト!』(監修:日本獣医生命科学大学 大学院獣医応用生命科学研究科 獣医生化学研究室 教授 新井敏郎先生、日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学教育推進室助教 岡田ゆう紀先生)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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