愛犬との散歩中、ほかの犬とすれ違うときに激しく吠えて散歩が進まない……犬の飼い主さんなら1度は経験したことがある困りごとではないでしょうか? ほかの犬への激しすぎる吠えは、相手の飼い主さんや犬に迷惑をかけるだけでなく、心臓に負担がかかるなど、愛犬の健康面にもよくありません。今回はそんな“すれ違い吠え”を軽減させる方法をご紹介します。
“大好きなおやつ作戦”で愛犬の気をそらして!
獣医師で犬の行動治療の専門家の菊池亜都子先生によると、「ほかの犬とすれ違ったときに愛犬が吠えないようにするには、“ほかの犬を見せない”ことが重要」だそう。散歩中、飼い主さんがほかの犬がやってくるのに気づいたら、すぐに愛犬の大好きなおやつを与えましょう。愛犬はおやつに集中してほかの犬を見なくなるので、吠えづらくなります。また愛犬の視界を遮るように、飼い主さんが愛犬とほかの犬の間に立って壁になると、より吠えにくくなりますよ。
吠えるたびに叱るのはNGです!
愛犬がほかの犬に吠えるたびに「コラ!」と言って愛犬を怒ったり、リードを引っ張ったりして叱っていませんか? 叱ることを繰り返していると、ほかの犬に対しての印象が悪くなり、吠えがより激しくなるなど悪化することも。絶対に叱らないようにしましょう!
いかがでしたか? 大好きなおやつを用意すればすぐにできる方法ですから、ぜひ今日の散歩から試してみてくださいね!
参考/いぬのきもち18年9月号「5人のスペシャリストが集結! 直しておきたい、犬の“吠え問題”に挑む!」(監修:獣医師・行動診療の専門家 菊池亜都子先生 ほか)
イラスト/えのきのこ
文/melanie