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時間が勝負!愛犬に熱中症のサインが見られたときの緊急対処法
時間が勝負!愛犬に熱中症のサインが見られたときの緊急対処法
もし熱中症になってしまったときに深刻な事態を回避するには、早い段階で緊急処置を施してあげることが重要になります。
助かるかどうかは、時間との勝負。この記事では、犬に熱中症のサインが見られたときに飼い主さんがすべきことを解説します。
愛犬の意識がなかった場合の対処法:鼻と口だけ出して水に体をつける
体温を一気に下げるため、風呂に水を張っていたら全身を水につけましょう。そのとき、愛犬が息ができるように、鼻と口元は手で支えてあげてください。
水を張っていない場合は、シャワーを使って体を冷やしてあげましょう。
愛犬の意識があった場合の対処法①体が熱くないか確認して涼しい場所へ
まず、愛犬の耳の中やわきの下、おなかに手を当て、体が熱くないか確認してください。そして、クーラーの効いた部屋や風呂場など、涼しい場所へ移動させます。
愛犬の意識があった場合の対処法②冷たい水で体を冷やす
お尻から頭まで毛を逆なでるようにして、地肌に直接触れるように水をかけてあげてください。
愛犬の意識があった場合の対処法③自力で飲めれば冷たい水を飲ませる
また、飲ませてあげるときは、水飲みボウルを手で支えてあげましょう。
水を飲ませるときの注意点 無理やり流し込むのは危険!
とても危険なので、絶対にしないでください!
体を冷やしながら、動物病院へ向かって!
それぞれ適切な処置が済んだら動物病院へ連絡をして、できるだけ早く行ける方法で病院へ向かってください。
濡れた体のままタオルでくるみ、おなかやわきに保冷剤を当てて、移動の間も愛犬の体を冷やし続けてあげましょう。
このとき、愛犬がうつむかないように顔を支えて、呼吸を確保します。
熱中症で運び込まれたら動物病院ではどんな処置をするの?
①呼吸困難や心肺停止の場合➝人工呼吸や心臓マッサージ
②脱水症状を起こしている場合➝点滴をして循環をよくさせる
点滴をしながら全身を冷やして、体温がまだ高い場合は、点滴をしながらシンクで水をかけたり、アルコールを犬の体にスプレーして気化熱で体を冷やしたりします。
③DIC(播種性血管内凝固)や肺水腫を発症している場合➝投薬や酸素吸入、気管挿管などの治療を
■DIC(播種性血管内凝固)
血液が固まりやすくなり、血餅(血のかたまり)となって全身の血管を流れてしまう病気。通常は傷口にかさぶたをつくって止血するために血が固まりますが、その反応が全身の血管内で起こります。
■肺水腫
肺に水がたまる病気。血管から水分がしみ出しやすくなり、肺の中の本来空気が入っているところに血液の水分が放出され、水分が蓄積する状態。熱中症からの肺水腫は、ほかの原因で発症する肺水腫と比べて、危険だといわれています。
動物病院で診てもらったあと、数日は安静に過ごして
数日は激しい運動は控え、涼しい室内で安静にさせてあげてください。獣医さんの指示に従って、十分な栄養をとらせましょう。
犬は自分たち以上に「暑さや湿度にとても弱い動物」だという意識を飼い主さんは持って、愛犬を熱中症から守りましょう! 万が一のために、近所の動物病院の連絡先を携帯電話などに複数登録しておくと安心ですよ。
出典/「いぬのきもち」2016年7月号『少しの油断が命とりになるから知っておいて 本当に怖い熱中症の真実』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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