愛犬の病気には、なるべく早く気づいてあげたいものですが、さまざまな理由から気づきにくくなってしまうことがあります。今回は、定期健診の受診以外で、飼い主さんが愛犬の病気になるべく早く気づいてあげるためにできることをご紹介します。
まずは、犬の病気に気づけない理由を知ろう
犬の病気に気づけなくなる理由のひとつに、飼い主さんの“勘違い”が挙げられます。愛犬の病気の症状を「年のせい」「もともとの体質」「食欲はあるし大丈夫」などと思い込み、病気の発見が遅れてしまうことがあるようです。
ほかにも、肝臓や膵臓(すいぞう)など、痛みや症状が現れにくい臓器の場合は、詳しい検査を行わないと、病気の発見が難しくなってしまうことも。とくに内臓疾患は患部が表面に現れるわけではないので、飼い主さんがなかなか病気に気づいてあげられなくなってしまうのです。
ではどのようにすれば、愛犬の病気に早く気づいてあげられるのでしょうか。
元気なときに写真や動画をたくさん撮る
愛犬を毎日見ていると、逆にささいな変化に気づきにくくなることもあります。そこで、愛犬が元気なときに運動や食事など、生活の様子を動画や写真に撮って記録しておきましょう。そうすることで、見比べられるようになるので、愛犬の異変に気づきやすくなります。
また、動画や写真で記録しておくと、獣医師に症状を伝える際に役立つことも◎
同じ犬種の“いぬ友達”をつくる
愛犬と同じ犬種の“いぬ友達”をつくると、個体差はあるものの体格や被毛の様子などを比較できたり、情報交換ができたりするので、異変に気づくきっかけになります。
ご近所さんで“いぬ友達”をつくるのが難しい場合は、インスタグラムやフェイスブックといったSNSなどでもよいので、情報交換ができるような関係を築いておくとよいでしょう。
愛犬の犬種のなりやすい病気を知っておく
犬は遺伝的に特定の病気になりやすいケースがあります。そこで、愛犬の犬種がなりやすい病気を事前に調べておき、なるべく早いうちからその病気に関する検査を受けるようにしましょう。
かかりつけの動物病院を複数持っておくのも手
診断が難しい病気になると、専門医ならではの診断が必要になるケースもあります。目の病気ならA先生、歯ならB先生、泌尿器はC先生――など、それぞれの先生の専門分野ごとに、複数のかかりつけ医に診てもらうのもひとつの手です。
実は、犬は病気やケガの症状を表に出さないよう、本能的に隠す傾向があるといわれています。これは、弱っていることを敵に知られ、襲われないようにしようとする野生時代の名残のようです。
このような犬の習性も含め、愛犬の病気の早期発見には、やはり飼い主さんの“気づき”が重要になります。細かな愛犬の異変も見逃さないよう、これからも注意していきましょう。
参考/「いぬのきもち」2019年2月号『症状をチェックして愛犬の健康に役立てよう! 年代別 飼い主さんが気づきにくい犬の病気』(監修:東京動物医療センター副院長 南直秀先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。