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犬目線でわかった犬が吠える理由|吠えるのをやめさせるには

愛犬に頻繁に吠えられて困っている飼い主さんもいることでしょう。でも、ぜひ知ってほしいのは、犬が吠えるのには、それなりに理由があるということです。警戒心や恐怖心から、思わず吠えてしまうことがあるのです。そんなふうに犬を吠えさせるのは、犬にとっても、飼い主さんにとってもストレスフル。犬が吠えがちなシーンを犬の目線でながめてみると、犬が吠える理由がわかります。犬の気持ちを考えて、適切に対処していきましょう。

シーン1:掃除機に吠える

大きな音を立てて不思議な動きをする掃除機。なかには「おもしろそう」と血づいていく犬もいますが、とくに小型犬には掃除機自体が大きく見えるので、怖がって吠えることがあります。
掃除機を怖がって吠える犬なら、掃除が終わるまでの間、愛犬を別の部屋に避難させて。掃除機の音を極度に怖がる場合は、掃除機の音が聞こえない離れた部屋で休ませましょう。

シーン2:来客に吠える

信頼関係のある飼い主さんに頭をなでられるのは、犬にとってうれしいこと。ただ、基本的に犬は警戒心が強いため、頭をなでられるのはあまり好みません。とくにまだ信頼関係のない見知らぬ人、たとえば、飼い主さんの来客などに、急に頭上から手を出されると、「捕まえられる!」「襲われる!」という恐怖を犬に与えることに。恐怖のあまり、犬は吠えたり、噛みつこうとしたりすることがあります。
来客に、愛犬の頭などを急に触らせるのは避けたほうがよいでしょう。犬の警戒心をとくために、来客には手のひらにおやつをのせて、犬が食べにくるまで待ってもらいましょう。

シーン3:散歩中に吠える

家の中だけでなく、散歩をするときも注意が必要です。人にとってはなんの変哲もない風景も犬の目線で見ると、思わず吠えたくなるシーンがあります。
たとえば公園や広場で、人々がジョギングをしたいたり、サッカーを楽しんでいたり、散歩道で人が台車で荷物を運んでいたり。そんなごく日常的な風景も犬にとっては「怖い」と感じることがあります。
散歩ですれ違う人の中でも、写真のジョギング中の人のように黒い服を着ている人を怖がる犬は多いようです。服と顔の明るさが違うため、犬には頭だけが浮いているように見えて「怖い」のかもしれません。
転がるサッカーボールは、犬には別の生き物に見え、捕まえようと突進する犬もいれば、怖がって吠える犬もいます。
大きな段ボールなどが載った台車も、体高の低い犬にとっては、巨大なかたまりが迫ってくるようで、思わず「あっちいけ!」と吠えてしまうのでしょう。

散歩中、愛犬が怖がるようなもの、吠えそうなものが近づいてきたときは、飼い主さんが早めに気づいて、そうしたものから離れるように誘導しましょう。場合によっては、抱っこをして、怖がるようなものが愛犬の視界に入らないようにしてもよいでしょう。
いかがでしたか。犬の目線で見ると、犬が吠えるのにも理由があること、犬に恐怖や警戒心を感じさせないように対処することで吠えを防げることがわかります。もしも犬が吠えたら、まずその理由を考えて、飼い主さんが適切にサポートしていきましょう。

参考/「いぬのきもち」2016年9月号『犬目線で過ごす一日』(監修:荒井隆嘉先生 犬のしつけ教室DOGLY代表)
文/犬神マツコ
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