犬の愛情表現の仕方はさまざま。愛犬ともっとなかよくなるためには、犬が見せる「大好き」のサインを見逃さず、しっかりと“お返事”してあげることが大切です。今回は、愛犬との絆をさらに強めるためのお返事方法をシーン別にご紹介します。
犬が足元で「フセ」をするときは?
なでてほしいなどと甘えることもなく、愛犬が飼い主さんの足元で過ごしているのは、飼い主さんとの信頼関係が築けているから。大好きな飼い主さんの存在を感じたくて、そばに寄り添っているのでしょう。愛犬からの愛情表現ともいえますね。
愛犬がこのようなしぐさを見せるときは、飼い主さんも愛犬を近くに感じていることを伝えるため、ときどきやさしく声をかけるのがおすすめ。
足元でフセをするのは外出先でも役立つ行動のため、「イイコだね」とほめるのもいいでしょう!
犬がお尻をくっつけてそっぽを向くときは?
犬は本来、信頼する相手以外には無防備に背中を見せたがらないもの。そのため、飼い主さんの体にお尻をくっつけてそっぽを向くのも、愛犬の「大好き」というサインといえるでしょう。飼い主さんを「安心して背を向けられる存在」と認識し、体の一部をくっつけることでぬくもりを感じていると考えられます。
この場合、スキンシップが好きな犬なら、背中をやさしくなでるとさらにリラックスできるはず。背中以外にも、肩やしっぽのつけ根あたりをなでると喜ぶ犬が多いでしょう。
目尻や口元をゆるませているときは?
犬は大好きな相手に対して敵意がないことを示すために、目尻や口元をゆるませて笑顔のような表情を見せます。つまり、愛犬が飼い主さんを見ながらこのような表情をしていたら、愛情表現の一種と考えていいでしょう。
愛犬が笑顔のような表現を見せるときは、飼い主さんとのコミュニケーションでリラックスしている証拠です。飼い主さんも笑顔で声をかけると、もっと相思相愛になれるはずですよ!
軽い足取りで駆け寄ってくるときは?
声をかけると軽い足取りでまっすぐ駆け寄ってくるのは、大好きな飼い主さんに声をかけられるのがうれしいから。「早く飼い主さんのそばへ行きたい!」という思いが読み取れます。
愛犬が近くまで来たら、短い言葉でほめてからおやつなどのごほうびをあげるといいですよ。飼い主さんからの声かけがもっと好きになり、さらにスムーズに呼び寄せられるようになるでしょう。
愛情たっぷりの“お返事”でもっとなかよくなろう!
犬の愛情表現のなかには控えめで一見わかりにくいものもありますが、愛犬からの「大好き」サインはしっかりキャッチして、気持ちに応えたいもの。今回ご紹介したことなどを参考に上手に“お返事”をして、愛犬ともっとなかよくなりましょう!
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『もっと仲よくなれる“お返事のしかた”つき 愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。