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シニア犬の”生活環境をサポートする”アイデアまとめ 体調の変化に合わせることが大切!
犬は年を重ねるにつれて、足腰が衰えたり目や耳が不自由になったりします。加齢による体の変化に合わせ、愛犬の生活環境を今一度見直してみてはいかがでしょうか? シニア犬が快適に過ごすためのコツや、生活環境を上手にサポートするためのアイデアをご紹介します。
「寝ている時間が増えたと思ったら」→気泡緩衝材を重ねてベッド代わりに
「最近愛犬が寝ている時間が増えてきたな」と思ったら、ベッドを見直してみましょう。実はやわらかいベッドよりも、高反発のベッドのほうが体への負担が少なくなります。
市販の高反発ベッドを買うのもいいですが、安く購入できる気泡緩衝材を使って、適度に反発するベッドを手作りしてみてはいかがでしょうか。
気泡緩衝材を使ったベッドの作り方
- 気泡緩衝材を10枚ほど重ねます。体重が10kgを超える犬の場合は、枚数を増やして調整してください。
- 布テープなどで気泡緩衝材の端を留めます。1つの角にテープを2ヶ所ほど貼り、計8カ所をしっかり留めましょう。
- 上からバスタオルをかけます。これで適度に反発する快適なベッドの完成です。
「視力が落ちてきたと感じたら」→赤ちゃん用のコーナーガードを活用する
愛犬の視力が落ちてきたと感じたら、赤ちゃん用のコーナーガードなどを使い、とがった机や家具、壁の角に取りつけて対策しましょう。
クッション性があるため、万が一愛犬が家の壁や家具の角などにぶつかっても、ケガを防ぎやすくなります。
「ぶつかることを目にしたら」→家具の位置は大きく変えない
また、愛犬の視力が落ちてきたときは、家具の位置を大幅に変更するのも避けましょう。今までなかった場所に家具を置くと、変化に気づかずぶつかってケガをするおそれがあるためです。
ちなみに、生活スペースが変化するとストレスを感じる犬もいます。「しない」のもサポートのうちだと心がけてください。
「そそうが多くなったと感じたら」→シニア犬の留守番にはビニールプールを使うのもアリ
愛犬の目が見えにくくなってきた、そそうが多くなってきたという場合は、ひとりで留守番させるのが心配になるもの。
もし愛犬が小型犬か中型犬で、留守番時間も短いのであれば、ビニールプールの中に入れて留守番させるのもひとつの手です。飲み水をこぼしたときや、そそうをしたときに片づけやすいので便利なことも。
愛犬が問題なく生活しているように見えても、これからの体の変化や些細な不便さをカバーできるよう、生活環境を見直してみましょう。シニア犬が居心地よく過ごせるよう、飼い主さんが快適な空間をつくってくださいね。
参考/「いぬのきもち」2020年4月号『いざというときの介護にそなえて 愛犬のサポートの手引き』(監修:「石田ようこ 犬と猫の歯科クリニック」院長 獣医師 石田陽子先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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