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病気のサインのことも! 犬が「急に痩せた」といえる目安とは? 受診のポイントを獣医師が解説

ふだん愛犬のことを近くで見ている飼い主さんは、「なんだか最近痩せてきたかも」と、愛犬の体の変化に気づくこともあるでしょう。

体重制限をしていないのに急に痩せてくるのは、病気が隠れていることもあるそうです。今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

犬が急に痩せてきたときに考えられること

伏せをする犬
getty
ーー犬が急に痩せる原因として、考えられることはなんでしょうか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬が急に痩せる原因としては、下記のようなことが考えられます。

  • 食欲がなくなり、入ってくるカロリーが少なくなるために痩せる
  • 食欲があっても、何らかの原因で消費するカロリーが上回ってしまうために痩せる

考えられる病気としては、ガン、内分泌疾患、ホルモンに関連した病気、免疫系の病気、消化器系の病気などさまざまです。これらの病気は、痩せる以外の症状として元気がなくなったり、いつもとは違う様子になることが多いですが、なかなか気づかないこともあります」        

「急激に痩せる」とは? 

外で遊ぶ犬
getty
ーーどのような症状や状態が見られると、「急激に痩せた」といえるのでしょうか? 

獣医師:
「大体の目安としては、食事制限などしていないのに1カ月で3~5%以上の体重減少や、触ったときに背骨やあばら骨といった部分が以前より触れるというのは、受診するタイミングです」

愛犬が痩せてきた…飼い主さんができることは?

見上げる犬
getty
ーー愛犬が痩せてきたかもしれないと感じたとき、飼い主さんはどのような対応をするのがよいでしょうか?

獣医師:
「痩せてきたと思ったら、すぐに動物病院を受診してください。また、日頃からできることとして、痩せてくるというのを発見するためにも、最低でも1週間に1回は体重をはかりましょう」

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/柴田おまめ
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