飼い主さんが愛犬のために行う、さまざまなお世話。そうした中に、じつはかえって愛犬にストレスをかけてしまう行動があるんです。そこで、飼い主さんがついやってしまいがちな、愛犬のストレスをまねく3つのNG行動をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
NG行動1:しつこくスキンシップをする
愛犬のことがあまりにもいとおしくて、体に顔をうずめ、なで回し、キスをする。そんなと飼い主さんもいるかもしれません。でも、ちょっと待って! スキンシップ自体はとても大切なことですが、しつこいあるいはタイミングの悪いスキンシップは、かえって愛犬に不快な思いをさせてしまうことがあるのでNGです。
特に愛犬が眠っているときや、ゴハンを食べているときのスキンシップは避けて。いとおしい気持ちを伝えたいのなら、何かしつけをしたときのごほうびとして、ほめたあとになでてあげることをおすすめします。
NG行動2:長い時間「待て」をさせる
しつけのためによかれと思って、ゴハンの前に長時間「待て」をさせる飼い主さん。じつはそれもNGです。1分以上「待て」をさせるのはしつけではなく、ただ食べ物を我慢させているだけ。愛犬につらい思いをさせてストレスをかけるだけでなく、かえってごはんに執着し、ボウルに触れただけで怒るような犬にしてしまうおそれがあります。
ゴハンを与えるときは、まずおすわりをさせてから愛犬の前にボウルを置き、名前を呼んでアイコンタクトが取れたらそれで十分。あまり待たせずに与えるようにしましょう。
NG行動3:ゴハンの時間を決めておく
規則正しい生活を送ることができるよう、愛犬にゴハンを与える時間を決めている飼い主さんはいませんか? じつは、残念ながらそれもNGなんです。時間どおりにゴハンを食べられるときはいいとしても、そうできなかった場合、犬は「ゴハンはまだ?」とそわそわして不安になり、強いストレスを感じます。
ゴハンの時間が近づくと吠えて催促するような悪いクセをつけないためにも、ゴハンの時間はあえて決めておかないようにしましょう。
愛犬をストレスフリーな笑顔に!
よかれと思ってしていた行動が、愛犬にとってストレスの原因となっていたら悲しいですよね。
ストレスフリーな環境で、愛犬がいつも笑顔ですごせるようにしてあげたいものですね♪
参考/「いぬのきもち」2020年2月号『かわいがっているつもりのアノ行動が……じつはストレスになっていた!NO MORE!DOG (ドッグ)ハラスメント』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 さいたま市動物愛護推進委員 戸田美由紀先生)
文/朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。