新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大人数で飲食を共にしたり、実家に帰省したりなどを控えた人も多いと思います。そんななか、直接会わずにネットを活用した「リモート飲み」や「リモート帰省」をした人もいるようですね。
では、愛犬と「リモート里帰り」をしたことのある人は、どれくらいいるのでしょうか?
愛犬も参加する「リモート里帰り」の経験者はわずか1割ほどに
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、2020年11月、飼い主さん319名に「スマホやPCのテレビ電話などを使用し、実家と犬の様子を確認しあう『リモート里帰り』をしたことがあるか」というアンケート調査を実施。その結果、該当した飼い主さんは約1割とごくわずかでした。
大多数の人は、愛犬も参加するリモート里帰りをしたことがない結果となりました。
実施した人の約2割が、リモート里帰りがうまくいかなかったらしい
また、リモート里帰り経験者に「コミュニケーションがうまくいったかどうか」を尋ねてみると、うまくできたと感じる人が多かったものの、約2割の人がうまくいかなかったと感じていることもわかりました。
なにがうまくいかなかったのかを聞いてみると…
・「リモートでは犬が反応しない」
・「リモートだからなのかずっと寝てるのでなかなか顔が見せられないです」
・「声を聞いて騒ぎ出す」
などの声が。画面越しでは愛犬が理解できないのか反応しなかったり、逆に声を聞いた途端騒ぎ出してしまって落ち着いて会話ができなかった人もいるようです。
リモート里帰りをしたことがない人は約9割も 「やらないホンネ」とは?
今回の調査では、愛犬も参加するリモート里帰りをやったことがない人のほうが圧倒的に多かったですが、なぜやったことがないのか…その理由について、飼い主さんたちからはさまざまな声が寄せられました。
リモート里帰りを知らなかった、また必要性を感じていない
パソコンやスマートフォンを利用してのやりとりに面倒臭さを感じている人もいれば、実際に犬と触れ合うことのできないリモート里帰りに意味を感じない人もいるようでした。
・「考えた事がなかったし、知りませんでした」
・「めんどくさいから」
・「写真や動画で十分だから」
・「時々愛犬の写真や動画を送っているので、わざわざリモートにしなくても…と思っているので、実践したことが無い」
・「ふれあい…それにつきる」
リモートでやりとりする環境が整っていないため
寄せられた回答でもっとも多かったのが、リモートでやりとりできるような環境が整っていないためにできない、というものでした。両親が高齢でオンラインでやりとりすることに慣れていない、というのも実情なようです。
・「実家の父がリモートを使えないため」
・「実家にはリモートなどデジタル系が出来そうな人がいない」
・「使い方がよくわからない」
・「実家がリモートの環境が整っていない」
・「実家は高齢で最新の機械がない」
・「テレビ、スマホなど、興味がないみたいで、まずリモートができない」
実家の近くに住んでいるため
実家が近くにあり、定期的に行き来できるなどの環境にあるために、リモート里帰りの必要がないという人も。
・「リモートをしなくても車で会いにいけるので」
・「里帰りするほど遠く無い」
・「実家が近いので時々会いに行っているのでリモート里帰りはしない」
犬のことを考えるとできない
また、犬が画面越しでは反応しないと思っている人や、実際に会えないのに犬に期待をさせてしまうことがかわいそうだと感じている人もいるようでした。
・「犬には、わかって無いと思うし」
・「犬が環境になれない」
・「基本的にテレビ画面に映る犬や人等に反応しないので、リモートも同じで画面越しの人には反応しない」
・「テレビにもスマホにも反応しない。私の声が愛犬に聞こえると、玄関へ探しに行ってしまう」
・「愛犬がじっとしてないのでリモートできない!」
・「人がいないので、ぬか喜びさせるのが可哀想」
・「余計ストレスになりそう」
愛犬も参加するリモート里帰りは、なかなかうまくいかないこともあるようですが…離れて暮らしている家族に元気な姿を見せられるのは、嬉しいことですよね。
「リモート里帰り」と意識せずに、テレビ電話などで愛犬が登場する場合もあるかもしれませんが、愛犬のストレスにならないように気を付けることも大切ですね。
今後もいぬのきもちWEB MAGAZINEでは、withコロナ時代の愛犬との過ごし方について情報発信をしていきます。
『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート 犬の飼育に関するアンケートvol.02』
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/宇都宮うたこ