犬の平均寿命ものびてきた昨今、愛犬に健康のまま長生きしてもらうために心がけたいコミュニケーションのポイントをご紹介します。獣医師の若山正之先生、藤本聖香先生のおふたりに伺いました。
良質なコミュニケーションが愛犬の心を健やかに保ちます
犬は社会性のある動物なので、飼い主さんとのコミュニケーションを重視します。常に飼い主さんのことを観察しているため、飼い主さんの感情やふるまいに敏感に反応しがちに。愛情深く、安心感を与える接し方をすることで愛犬の心身の健康を支えられます。
誕生日の予定を立てるなど年をとることを 楽しむ
「愛犬はもう年だから』『介護はどうしよう』など、愛犬が年を重ねることに対する飼い主さんの悲観的な気持ちは、犬にも影響を与えます。『20才になったらお祝いしようね』などポジティブに受け止めましょう」(藤本先生・若山先生)
他の犬と比べない
「犬一頭一頭に独自の性格や体質があります。しつけや運動能力、体調などをほかの犬と比較することは、愛犬にストレスを与えることも。〝愛犬は世界一〞と思って、ほかの犬ではなく愛犬に合った接し方を心がけて」(藤本先生)
飼い主さんの笑顔で愛犬の心を健康に
「犬は飼い主さんの感情や態度に非常に敏感です。飼い主さんが笑顔でいれば、愛犬も不安を感じにくくなり、心穏やかでいられます。ネガティブなことは引きずらず、愛犬の前ではなるべく笑顔で過ごせるとよいですよ」(藤本先生)
「家でのお手入れ =家が嫌いに ならないように
「シニア犬になると家の中で過ごす時間が増えがちに。家の中がストレスにならないよう、爪切りなどの苦手なお手入れはプロに頼るのも手。ただし噛む犬は断られることもあるので、体に触ることには慣れさせておきましょう」(藤本先生)
12才を過ぎたら触る前にひと声かける
「年をとると目や耳などの感覚器官はどうしても衰えがちに。突然触るとびっくりさせてしまうこともあるので、12才を過ぎたら、愛犬の顔が見える位置からひと声かけたうえで触れるのがよいでしょう」(若山先生)
お散歩バッグに鈴をつけておく
「シニアになると視力が衰えがちに。お散歩バッグに鈴をつけておくと、目が見えにくくなったときにも、飼い主さんの位置が音でわかって安心できます」(藤本先生)
いかがでしたか?今回ご紹介したことを参考に、愛犬とのコミュニケーションに役立ててくださいね。
お話を伺った先生:若山正之先生(若山動物病院院長) 藤本聖香先生(英国 APDT認定ペットドッグトレーナー。獣医師。「Canine Relationz」主宰)
参考/「いぬのきもち」2025年3月号『愛犬の健康長寿にいいこと33』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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